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AR/MR 2019.04.26

アップルのAR関連の発表は6月頭のWWDCに注目

アップルは、2019年6月のiOS用のARフレームワーク「ARKit」のアップデートを行うと報じられています。サポート対象を拡大し、ARヘッドセットへ対応するという情報が米ウェブメディアで報じられています。

ARKitとは

ARKitは、AppleによるiOS向けのAR機能で開発者向けのARフレームワークです。このフレームワークを使用したARアプリは、特別なデバイスを必要とせず、対応するiPhoneとiPadの単眼カメラを使って動作します。

2017年の開発者会議WWDCにて発表され、2019年4月現在は2018年のアップデートを経た「ARKit2.0」がリリースされています。

アップル製ARヘッドセットを示唆?

メディア9to5Macの報道によれば、アップルは来る年次イベントWWDC2019にてARKitのアップデートを発表します。

同社のOS開発に通じる人物からのリークとして挙げられているのは、Swift(※)だけで開発できる新たなARフレームワーク、ARコンテンツを視覚的に制作する開発者向けアプリ、そして人の動きを検知する機能などです。
(※Swift:iOSやMac向けアプリケーションを開発するための、Appleオリジナルのプログラミング言語)

中でも気になるのは、サポートするOSがタッチパッド式コントローラーと「ステレオARヘッドセット」に対応するという情報です。アップルの公式発表でないため真偽のほどは不明ですが、一つ考えられるのは同社がサードパーティーのデバイスに対応する可能性は低いということ。したがってここから、アップル製ARヘッドセットがついに公開されるのか、との推測が生まれてきます。

ARデバイスを巡るアップルの動向

アップルのARデバイスを巡っては、様々な報道がなされてきました。2017年11月にはブルームバーグが、2020年一体型ヘッドセットを発売とリーク。直近では2019年3月、アップルに通じるアナリストの情報として「2020年前半にiPhoneと接続して使用するARデバイスが発売」と報じられました。

アップルは6月3日から7日にかけて、カリフォルニア州サンノゼにてWWDCを開催します。ARに関するどのような発表があるのか、注目されます。

(参考)Road to VR
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