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Vision Pro 2024.04.18

自分ではない自分がZOOM会議に参加している 「Apple Vision Pro」の「Persona(ペルソナ)」を試す

空間コンピュータ「Apple Vision Pro」には、独自機能のひとつとして「Persona(ペルソナ)」というものがあります。簡潔に説明すると、自分そっくりの3Dアバターを使ってZOOMなどの通話会議に利用できる機能です。

一体どのようなかたちになるのか、MoguLive編集部で実際に試してみました。

まずはペルソナの準備。Apple Vision Pro本体の前側についているカメラで顔をスキャンします。英語の音声ガイドに合わせて、口を開けたり、横を向いたりすればOKです。すると、下記のようなアバターが出来上がります。


(顔の再現度は高く、横や下を向いても違和感がありません。ライティングなども設定でき、明るめの顔にすることも)

このペルソナは、Apple Vision Pro本体の黒い画面部分にも反映されます。下記の動画を見ると、目のまばたきが自然と同期しているのが分かるでしょうか? これにより、デバイスをつけていても周りの景色が見えていることを、人に伝えられるようになっているのです。

ZOOMの会議通話に参加してみた

ここからが本番。ZOOM会議を繋いで、ペルソナを表示してみました。果たして、どのような絵面になるのか……。

成功しました! 上記の写真の左に映っているのが、Apple Vision Proのペルソナで、右側に映っているアニメ調の3Dアバターが話し相手(PC接続)です。

自分ではない自分そっくりなアバターが通話会議に参加しているのは、少し(というより結構)不気味ですが、自分の表情や口の動きをアバター側がしっかりと反映しているので、話し相手からは、本人が喋っているように見えるはずです。両手のジェスチャーも表示されるので、身振り手振りで相手に気持ちを伝えられるのもポイント。顔のコンディションが悪いときでも、元気なときの顔でコミュニケーションできるのも、嬉しいところでしょう。

4月4日にはさらにアップデートが入り、「Apple Vision Pro」ユーザー同士であれば、3D空間上にそのままペルソナを表示できるようになりました。お互いにFace Timeで繋げて通話したり、一緒に「Apple TV+」を視聴したりも可能となっています。今後、ますますペルソナ機能の使い道が増えていくことになるかもしれません。

※日本国内におけるApple Vision Proの使用に際しては、総務省へ「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」に基づく届出申請を行っています。


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