Home » アップル、AR機能搭載のスマートグラスを開発中か


活用事例 2017.08.07

アップル、AR機能搭載のスマートグラスを開発中か

フィナンシャル・タイムズは、アップルが現在AR機能に対応したスマートグラスを開発していると報じました。現在、コンセプトを模索中とのこと。

このスマートグラスの詳細は不明ですが、カメラ、センサー、スクリーンを搭載した一体型のデバイスを開発しているとの情報がある一方、スクリーンを搭載せずにiPhoneと連動して使用する程度の限定的なデバイスになる可能性もあります。

スマートグラスのコンセプトを模索中か

アップル関係者の情報によると、同社は現在、複数のスマートグラスのプロトタイプを試作しており、デバイス前面にカメラ、センサー、スクリーンを搭載したモデルの開発を進めているとのこと。

一方、別のエンジニアチームはスクリーンを搭載せず3Dカメラのみを搭載したモデルを提唱しているとのこと。スクリーンを搭載しない場合、iPhoneをメインスクリーンとして使用する、Snapchatが開発するカメラ付きサングラス『Spectacles』のようなデバイスになると考えられます

アップルは、2017年6月に同秋のiOSのアップデートによるiPhoneへのAR機能の搭載、そして開発用の『ARKit』を発表しました。AR機能はiPhone、iPadに対応した機能・プラットフォームであり、スマートグラスとの関係性は不明。同社が開発するスマートグラスのコンセプトはまだ模索段階のようです。

アップルは、スマートフォン、タブレットを見据えたARプラットフォームを先行して展開し、次にスマートグラスを開発、フィナンシャル・タイムズによれば、2018年にデバイスをリリースする予定とのことです。

スマートグラスは、グーグルが法人向けのGoogle Glassを発売。ARヘッドセットではマイクロソフトが『HoloLens』を市場投入しています。装着型のARデバイスにおいては後発のアップルですが、同社が今後どのような機能を備えたデバイスを開発するか、今後の展開に注目したいところです。

(参考)
Financial Times(英語)
https://www.ft.com/content/e0d19656-78f4-11e7-90c0-90a9d1bc9691

9to5Mac / Report: Apple’s AR glasses product may rely on iPhone for main display, use 3D cameras(英語)
https://9to5mac.com/2017/08/04/apple-glasses-report-3d-camera-iphone-screen/


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード