Alche株式会社が、人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite」向けのコンテンツ制作を始めました。最初の試作タイトル「Beat Mole Shot」は「EPICイチオシ」「UEFNのベスト」にも選出。DAU(1日あたりアクティブユーザー数)は1.4万人近くに達するなど、好調な出だしであると発表しています。
2019年に創業したAlche株式会社は、ゲームエンジン「Unreal Engine」を用いたコンテンツ制作を得意とする企業です。2022年4月には独自開発したメタバース構築基盤「stellla(ステラ)」を提供するなど、マルチプレイ対応やチャット・エモート機能、クレジットカード決済可能なEC機能、アナリティクス機能なども含めた開発実績があります。
これまでにRADWIMPSのバーチャルライブ「SHIN SEKAI “nowhere”」や「THE ODAIBA 2022 バーチャル冒険アイランド with PARTY」(フジテレビ)、ライブイベント「V-FES ~FUSION ~ in バーチャル東京タワー」(ウィスコム)といった大型ライブ・イベントを手掛けていました。
フォートナイトの開発・収益システムに魅力
(出所:Epic Games & Fornite、撮影:Alche。「BEAT MOLE SHOT」がTOP画面でレコメンド)
今回の発表でAlcheは、フォートナイトの純収益還元プログラム「エンゲージメント配当」にふれ、「コンテンツ制作のフィールドをFortniteにも展開していく」と宣言。
フォートナイトが提供する「クリエイティブモード2.0」と「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」を使うことで、「3Dモデルや音源、画像などのインポートが可能となり、表現の自由度が大幅に向上」しており、開発者は「マルチプレイ機能、キャラクターのインタラクション、マルチデバイス対応、既存アセットなどを利用」できると報告しました。
一方で、同社は「IPやブランド、楽曲などを持っているチームではありません」とし、「ご興味のある方とご一緒させていただき、まだ見ぬ新しいデジタルコンテンツや表現を作り出していきたいと思っています!」と呼びかけています。
(参考)プレスリリース