フランスのマイクロディスプレイ企業MICROOLEDのAR部門ActiveLookは、ARグラス向けプラットフォーム「NexT」を発表しました。本プラットフォームはスポーツサングラスに搭載することを想定しており、着用者の視界を妨げない方法で重要なデータを視界に表示し、「スポーツ系のアイウェアの再発明」を狙います。
今回発表された「NexT」には、HUDを搭載アイウェアを製造可能にするハードウェア、ならびにオープンなAPIが含まれます。スマートフォンやスマートウォッチに無線接続し、走行速度や心拍数などをリアルタイムで表示。スポーツ選手のトレーニング効率やパフォーマンスの向上を目的に開発されています。
「NexT」のハードウェアモジュールのコアは、モノクロのアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)マイクロディスプレイ。解像度は304×256ピクセル、バッテリー式で最大12時間以上の連続稼働が可能。重量は6gです。
ActiveLookはアイウェアのレンズ部分に情報を表示する小型モジュール開発を行っており、同システム向けの専用アプリも展開しています。同社は「NexT」をスマートフォンと接続できるアイウェアと組み合わせ、スポーツ分野をターゲットにする見通しです。
(参考) Auganix.org, ActiveLook