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業界動向 2018.10.22

日本MSが「HoloLens」レンタル開始、グーグルやBBCもVTuberに着目 – 週間振り返りVR/AR/MRニュース

10月第3週もVR/AR/MRに関する数々のトピックが報じられています。中でもマイクロソフトのMR(複合現実)デバイス「Hololens」の法人向けレンタルが開始されたことは朗報でしょう。これまで利用方法は購入に限られていましたが、より手軽にビジネス向けの利活用が検討できるようになりました。

また、VRゲームやVTuberといったエンタメ関連の情報も見逃せないものが多く報じられています。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が開発したPlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)専用ゲーム、「ASTRO BOT:RESCUE MISSION(アストロボット レスキューミッション)」が世界の様々なメディアから高評価を受けていることや、グーグルがトレンド分析「Think with Google」にてVTuber(バーチャルユーチューバー)が取り上げられるなど、日本発のコンテンツへの関心が高まっているようです。

本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。

日本マイクロソフトが「HoloLens」レンタル開始、月6万円から

日本マイクロソフトは横河レンタ・リース株式会社とMicrosoft HoloLens認定レンタルパートナー契約を締結しました。この提携により、2018年10月25日からMRデバイス「HoloLens」の法人向けレンタルが可能となります。レンタル価格は1台あたり月額60,000円(税抜)となっています。

マイクロソフトが提供するHoloLensは、従業員のトレーニングや作業支援など、現場の第一線での活用が広がっています。これまで利用方法は購入に限られていましたが、より多くの顧客がMRデバイスHoloLensを利用できるようにレンタルを開始するとのことです。

不動産VRのナーブ、資金調達総額が約13億円に 旅行産業も視野

不動産事業などへのビジネス向けVRサービスを手掛けるナーブ株式会社は、東急不動産ホールディングス株式会社による「TFHD Open Innovation Program」らから資金調達を行ったことを発表しました。
調達額は非公開ですが、これにより同社の調達総額は13.3億円となります。今後はトラベル分野での活用も視野に入れ、「空港や地方の活性化、さらにはホテル事業など様々な面での事業提携を模索していく予定」とのことです。

【PSVR】新作ゲーム「ASTRO BOT」高評価相次ぐ

2018年10月4日に発売されたPSVR専用タイトル「ASTRO BOT:RESCUE MISSION(アストロボット レスキューミッション)」。本作が世界中で人気を集めています。映画・ゲームなどのレビューを行っているMetacriticによれば、PSVR専用タイトルの中では1位、非VRを含むPS4のタイトルでも6位にランクインしているとのこと。

「ASTRO BOT」は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE) JAPAN Studioの「ASOBI! Team」が開発を担当。PSVRならではの機能を活かし、多彩かつゲーム内だけにはとどまらないアクションを満載した1人でじっくり遊べる内容となっています。

VTuberに海外も注目 グーグル、YouTubeでの総再生数は5億回と公表

日々活躍の場を広げているVTuber(バーチャルユーチューバー)には、国内にとどまらず海外からも関心が寄せられているようです。グーグルのトレンド分析「Think with Google」で取り上げられたほか、イギリスの国営メディアBBCもVTuberが流行する様子を記事で詳細に紹介しています。

グーグルは2018年9月のYouTubeにおけるトレンド分析で、3つのトピックを取り上げました。その筆頭に挙がったのがVTuberです。グーグルは2017年初頭からの再生回数は5億回にのぼると公表。2018年の1日あたりの再生回数は、前年比4倍ということです。

また、キズナアイが日本政府観光局(JNTO)の訪日促進アンバサダーに就任したことや、月ノ美兎を起用した花王のコラボレーション企画なども紹介。その影響力を説明しています。


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