Acerは、ドイツ・ベルリンで開催中のIFAにて、新たなVRヘッドセットを発表しました。Windows Mixed Realtyに対応しているこのヘッドセットは「OJO 500」という名称です。
Acerは2017年10月に同じWindows Mixed Realty向けのヘッドセット「AH 101」を発売しました。今回のOJO 500はその改良版となります。両眼で2,880×1,440の液晶パネルを使用している点、リフレッシュレート90Hzなどのディスプレイ周りの性能はAH101と同様です。また、公称の視野角は95度から100度と広くなりました。
スペック以外の部分での改善点が多くなっており、特に装着時の快適性を高めたり、各パーツが着脱可能になり掃除など手入れをしやすくなっている、とのこと。また、特許を取得したサウンドパイプを採用したヘッドホンが一体になり、マイクも内蔵しています。
ヘッドセットそのもののデザインも一新されました。
また、個々人が快適で最適なVR体験をするため、「瞳孔間距離」の調整機構も備わっています。
Windows Mixed Realtyヘッドセット(MRヘッドセット)の特徴である、フロントカメラを使用した位置トラッキングと手のハンドトラッキングが可能です。Oculus RiftやHTC Viveとは異なり、外部センサーの設置は必要ありません。
OJO 500は、北米及びヨーロッパで11月に販売開始とのこと。価格は北米で399ドル、ヨーロッパで499ユーロとのことですがいずれもコントローラーを含まない価格です。コントローラーはオプションでの販売とのこと、価格は不明です。
日本での発売については記事執筆時点で不明です。
(参考)VRFocus