Nullspace VRは、上半身を覆うジャケットのようなデバイスを着用し、体で触覚フィードバックを受けられるスーツ型デバイス「Hardlight Suit」のKickstarterキャンペーンを2月より開始すると発表しました。
パンチの衝撃から雨の感覚まで
Hardlight Suitは当初米ロチェスター大学のロボティクス部メンバーが構想したもので、その後現CEOのMorgan Sinko氏らがNullspace VRを結成、ベンチャーキャピタル・Yコンビネータのプログラムに参加し開発を進めています。
デバイスは胸からお腹、背中と腕を覆うようなジャケット型となっており、16の振動触覚ゾーンで体全体に触覚フィードバックを受けることが可能。剣の鋭利な切れ味、地震、パンチ、雨の降り注ぐ衝撃といった様々な感覚を再現し、よりリアルなVR体験の実現を目指しています。
重さは1.6キログラムほどで、重さは全身に分散するため軽いジャケット程度の感覚とのこと。
2月中旬よりクラウドファンディングを開始
さらにスーツにはトラッキング機能も搭載しており、ハンドコントローラーだけが浮いているようなアバターではなく、体の動きを反映したアバターも実現。
「VRゲームにおける重要な点は体験をもっと没入的でインタラクティブにすることであり、Hardlightはまさにそうしています」とSinko氏は述べています。「今まで多くのVRゲーム開発者とコンタクトを取り、10個から15個のVRタイトルへの対応を予定しています」
Nullspace VRは、2017年2月23日よりコンシューマー向けのHardlight Suitを目的としたKickstarterキャンペーンを開始予定です。
Hardlight Suit公式サイト
(参考)
VRFocus / Nullspace VR Launching Kickstarter Campaign for Haptic Feedback Suit Hardlight(英語)
※Mogura VR は、VRFocusとパートナーシップを結んでいます。