VRを活用した数学学習プラットフォーム「Prisms Math」を運営するPrisms VRは、シリーズAラウンドで1,250万ドル(約16億4,000万円)を調達しました。同社はこの資金を、米国内の学校でのシェア拡大に向けた活動に充てる予定。また、高等教育や他の科目を対象とした製品も開発中です。
体験しながら数学を学ぶ
Prisms VRは、ニューヨークに拠点を置く2020年創業のスタートアップ。ボストンとニューヨークで数学と物理学の教師をしていたAnurupa Ganguly氏によって設立されました。提供するVRプラットフォーム「Prisms Math」は、一体型VRヘッドセットMeta Questシリーズを着用し、ゲームのようなコンテンツを楽しみながら数学を学習できるプラットフォームです。米国26州、100以上の学区で採用され、8万人以上の生徒が利用しているとのこと。
現実世界で生じうる体験と数学の単元を紐づけたコンテンツが特徴の一つで、分数や比率、変化率、幾何学、線形関数、方程式、複素数など、さまざまな単元に対応しています。
#Geometry launched to Prisms students this month! Rather than memorizing the equation of a circle, students derive it while building yurts for a village in Central Asia.#ARVRinedu #mtbos #iteachmath #VR #edtech pic.twitter.com/obFGKUs3hP
— Prisms of Reality (@PrismsOfReality) April 28, 2022
料金体系はサブスクリプション型で、年間23.99ドル。最初の7日間は無料で利用できるとのことです。Meta Questの公式サイトから購入可能です。なお、対象年齢は13歳以上です。
(参考)Road to VR Prisms VR Twitter
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