高齢者向けのVRプログラムを手掛けるMyndVRは、米スタンフォード大学との共同研究を開始しました。VR利用が高齢者に与える心理的影響などを調査します。
VR研究に20年近くの実績
MyndVRは、高齢層向けのVRレクリエーションやセラピーを開発しています。新型コロナウィルスの流行を受け、北米全土の高齢者施設へVRヘッドセットを無償提供するといった取組を行ってきました。共同研究を行うスタンフォード大学のVirtual Human Interaction Lab(VHIL)は、VRコンテンツの開発とその影響の調査について20年近い実績を持ちます。
米通信大手も支援
さらに今回の共同研究を支援する目的で、コンソーシアムを結成。通信大手のAT&Tら、産業界からのサポーターが参画します。AT&Tは次世代通信規格「5G」の活用を進めており、5G技術によって、高齢者のVR体験がよりクオリティの高いものになると期待されます。
MyndVRのCEO、Chris Brickler氏は「設立当初からの我々の目標は、高齢者のQOLの改善です」「スタンフォード大学の一流のチームと共に研究に参画し、高齢社会にこのような機会を提供できることに、わくわくしています」とコメントしました。
(参考)PRNewsWire