株式会社アイデアクラウドは、VRで大型台風を体験し防災意識を高める「防災VR暴風雨編」を開発、防災イベントでの実運用を想定したパッケージを11月4日にリリースします。このパッケージは巨大な扇風機とのセット運用が想定されており、視覚に加えて風を体感できます。
アイデアクラウドは、これまでVR・ARによる火災体験やVRによる地震体験のコンテンツをリリースしており、自治体や企業の防災訓練、防災イベントなどで活用されています。
大型台風を想定したVR体験
「防災VR 暴風雨編」は、2018年から2019年までに日本で発生した大型規模の台風を想定して開発。暴風域に入った際の横殴りの雨と風、さらに物体が飛ばされていく様子など、台風の恐ろしさをVRで体験できるものです。風や雨の強さを調整し、個別の台風の状況を再現するなどカスタムの対応も可能です。
VR防災シミュレーションの活用進む
VRを活用した防災訓練などの試みは、様々な場所で用いられています。台風等に関連する領域では、2018年には米大学がハリケーンを体験するVRコンテンツを作成しています。さらに2019年6月には、このコンテンツを活用した調査により、VRで防災意識を高める試みは効果的であることが明らかにされています。