3月29日、Nianticの子会社でWebARプラットフォーム「8th Wall」を手がける8th Wallは、新機能を発表しました。追加された機能は「Sky Effects」と「World Tracking」を同時に使用する機能。より高精度なWebAR体験を作成できるようになります。
地上と空を行き来するARなどを実現
「Sky Effects」は、Nianticのセグメンテーション技術を導入することにより、カメラを通して“空”を識別。これにより、空にARコンテンツを配置したり、ARコンテンツ全体を空全体に拡張したりできます。
一方の「World Tracking」は、ユーザーの周囲の環境とシームレスに統合可能な高精度WebAR体験を作成できる機能。3次元位置推定を行う画像認識技術である「SLAM」を用いています。
今回、この「Sky Effects」と「World Tracking」を同時に使用することが可能になりました。背景と前景の間を移動する遠近感のあるAR、空から目の前の表面に落ちるAR、地面から空に向かって飛んでいくARなどが作成できます。
（GIF画像：公式Webサイトから引用）
シームレスなWebARを追求したツールも登場
8th Wallは「ARプラットフォームで初めて、クリエイターが同じプロジェクトで空と地面を一緒に拡張できるようになりました。「Sky Effects」と「World Tracking」を併用することで、視界全体をAR作品に重ね合わせられます」とコメントしています。
また、同社は併せて、WebAR体験コンテンツを最適化できる新しいツール群も導入しました。これらには「Sky Effects」で使用可能なレイヤー間の境界線を微調整できる「edge feathering tools」などが含まれています。
