Valve、VR部門に3割以上の人員を割き次のVRHMD開発へ

Valve社で開発に携わっているアラン・イェーツ氏は、アメリカのSNSサイト「reddit」に、「Valveは現在人材の約3分の1をVR部門に割いており、HTC Viveの次に出すであろう次世代のHMD開発に注力している」という旨の書き込みをしています。ソースとなるRedditの投稿はこちらから(英語)。

Valve VR

ValveのVR部門の成長

ValveはHTCと共同でVRHMD「HTC Vive」の開発や、世界最大のPCゲーム配信サイトSteamの運営を行っている企業です。前述の投稿をしたアラン・イェーツ氏は、現在このValveに勤務しており、HTC Viveのルームスケールトラッキングシステム「Lighthouse」の開発などに関わっています。

彼がValveに入社したのは、当時まだValveに在籍していたマイケル・アブラッシュ氏が、AR/VR技術の研究に着手したばかりの頃だったそうです。(マイケル・アブラッシュ氏は世界的プログラマー。現在はOculus VRに移籍し、チーフサイエンティストとして活躍しています。)

Valve VR

(HTC Viveの前身となるプロトタイプ。当時はValve社のみで開発していた。まだLighthouseシステムはないものの、当初からルームスケールのVRについて研究していたことがわかる。)

時は流れ、Oculusの登場から何度目かのVRのブームが到来します。アランは「状況はその時に比べて変わった。VRチームはすっかり大きくなりました。今では会社の3分の1はVRに関わっています」といった発言をしています。

ValveはVR専門の企業ではありません。先に述べたように世界最大のPCゲーム配信サイトであるSteamの運営をはじめ、様々なサービスを行っています。その企業がVR分野に人材の3割を充てているという事実は、なかなか興味深いようにも思えます。

HTC Viveの次に出る新しいVRHMD

先の発言に続いてアラン氏は、以下のように続けています。

「状況が変わったといっても、リーダー格の人たちはまだ残っています。いま世に出ているHTC Viveが完成に至るまで、我々は非常に難しい技術的問題にも直面しました。そのほとんどを見事に解決してきた、初期の頃から携わっているキーマンたちは、今でもVR部門におり、HTC Viveの次に出すことになる次世代のHMD開発に臨んでいます」

HTCとValveが贈る最初のハイエンド向けVRHMDのHTC Vive。出荷が開始されたのは2016年の4月とごく最近の出来事ですが、Valveはすでに次のステップへ進む意思を持っているようです。

解像度、視野角、リフレッシュレート・・・。次世代のVRHMDが解決しなければいけない課題は山のようにある現状ですが、VRの未来に期待したいところです。

(関連記事)
【インタビュー】「最高のVR体験をフルセットで提供できる」好調なHTC Viveについて訊いてみた – Mogura VR

(参考)
A Third of Valve is Now Working on VR and the Next Generation of Headsets – UploadVR
http://uploadvr.com/valve-third-vr/

この記事を書いた人

  • 1tQ5TzRU

    工学専攻の大学生。好きな科目は国語。趣味は歌などの創作でボーカロイドも使います。SAOのような物語が引き起こす、自他の文脈や人と世界の関係の集積へダイブすることを切望して止みません。将来もVRの傍に立っていたいと思います。

    Twitter:@yunoLv3

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    http://www.moguravr.com/writers/