AR技術により、スマートフォンなどのカメラ機能を通して、画面上にデジタル情報を表示させることが可能です。今回、グーグルのAR技術「Tango」を利用した、空間にメモを残せるARアプリ『STag(スタッグ)』が登場しました。
同アプリを開発する株式会社エム・ソフトは、日常生活から建築・建設・住宅・工事・メンテナンスといった様々な産業分野への応用も視野に入れて展開していくとしています。
『STag』は空間を3Dスキャンし、空間上のどこにでも自由にメモを残すことができるARアプリです。残したメモは他のユーザーにも共有することで情報伝達やコミュニケーションとしても利用が可能です。
また、360度カメラ「RICOH THETA」との連携により、アプリから360度写真を撮影することができます。撮影した360度写真には、メモが反映されるため、現地を訪れなくてもメモの位置を確認することが可能とのことです。同機能は現在開発中。
本アプリの活用例としては、メンテナンス業務などで点検個所に直接点検ポイントを詳しくメモすることなどが挙げられます。ベテラン作業者があらかじめ点検個所やその点検ポイントをメモに残しておくことで、その後に担当となったビギナーの作業者でもメモを確認することで、ベテラン作業者と同じように作業可能となります。
テキストや写真などの保存は、同社が提供しているクラウドサービス「ちょこっとCLOUD」を利用できます。また、外部データベースとの連携などの利用者の環境に合わせたカスタマイズも可能とのこと。
なお、12月13日から15日まで東京ビックサイトにて開催される「第2回 [次世代]都市開発EXPO」にて本アプリの展示が行われます。
イベントの概要
展示会名 |
第2回 [次世代]都市開発EXPO |
会期 |
2017年12月13日(水)、14日(木)、15日(金) 10:00~18:00 |
会場 |
東京ビックサイト東6ホール 東2-13 |
主催 |
リードエグジビジョンジャパン株式会社 |
展示会HP |
(参考)
ARの最新技術、空間にメモを残せるアプリ「STag」を開発しました / PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000003785.html