HTCは、VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)「VIVE」の価格改定を発表しました。この価格改定は2017年8月21日からとなります。日本国内での改定後価格は84,110円(税込)。改定前の107,784円(税込)から、2万円以上の値下げとなっています。
この価格改定は世界で実施され、北米では799ドルで販売されていましたが、今回の改定で599ドルに変更とのこと。また、今回の価格改定はコンシューマー向けのもの(Consumer Edition)のみが対象とされており、ビジネス向け(Business Edition)は160,000円(税込)で据え置きとなります。
値下げ後には、従来HTC VIVE購入者に提供されていた『Everest VR』『Richie’s Plank Experience』「Viveport 1ヶ月無料トライアル」に加え、国内のバラエティ番組やイベントにて「3Dお絵描きソフト」として多数の実績がある『Tilt Brush』の提供が再開されます。
(参考記事)
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HTC Viveを体験するには、VR対応した一定スペック以上のPCが必要です。日本では、HTC VIVEとVIVEが使用できるスペックのPCのセットに対し、台数限定での1万円割引キャンペーンを実施するとのこと。対象セット商品についてはVIVE正規取扱販売店で今後告知されます。
価格帯の下がるPC向けVRHMD
PC向けのハイエンドVRHMDの価格が下がりつつあります。HTC VIVEと同じくハイエンド向けのVRHMDである「Oculus Rift」は、2017年7月10日からサマーセールを開始し、ハンドコントローラーとのセットが従来76,600円のところを約50,000円にて販売しています。またセール終了後の値下げも発表しており、セール終了後は499ドル(日本での価格は未定)とのこと。
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加えて、2017年末には、マイクロソフト社が複数のメーカーと提携してPC向けに「MRヘッドセット」(没入型MRヘッドセット)の発売を予定しています。AcerやHP、ASUS、DELL、Lenovo、3Glassesなどの多数のメーカーが開発を行っており、これらのMRヘッドセットはおよそ40,000円(税込)から(ハンドコントローラーは含まない単体価格)と推測されています。
HTC Vive |
Oculus Rift |
Acer MR |
HP MR |
|
国内価格 |
107,780円 |
50,000円 ※サマーセール後は未発表 |
40,000円 |
53,784円 |
国外価格 |
799ドル |
399ドル(サマーセール) |
299ドル |
329ドル |
ハンドコントローラーの有無 |
同梱 |
同梱 |
なし 同梱版は399ドル |
無し |
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