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VIVE 2024.03.01

国際宇宙ステーションがHTCのVRヘッドセットを採用 宇宙飛行士が運動中に地球の景色を楽しむ

国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙飛行士の身体健康のサポートとして、一体型VRヘッドセットVIVE Focus 3が活用されたと、HTCが報告しました。

HTC Japanによれば、VIVE Focus 3は宇宙飛行士の6ヶ月のミッション期間中、エクササイズバイク「FERGO」でのフィットネスに使用されたとのこと。サイクリング中にVIVE Focus 3を被ると、ISSの閉鎖空間内でも風景が変化します。さらに、FERGOにヘッドセットの情報が送信され、上り坂や異なる路面を走る際に抵抗を感じるようになるそうです。

数週間以上宇宙にいる宇宙飛行士は、短期間で筋肉の減少や骨密度の低下を経験するため、少なくとも1日2時間は運動しなければならないとのこと。さらに、地球に戻ったときには広範なリハビリが必要となります。そのフィジカルヘルスのサポートに、VRヘッドセットが大いに役立ったと明かされました。


(アンドレアス・モーゲンセン宇宙飛行士)

アンドレアス・モーゲンセン宇宙飛行士は、彼の母国デンマークで撮影された5つの異なるサイクリングルートをVRで体験しました。彼は「地球が恋しい」と語っており、VIVE Focus 3が心をリフレッシュし、精神を助けるためになったとのこと。またVRヘッドセットの好きなところは音で、「鳥のさえずりや、風が葦や葉を通り抜ける音を聞くことが好きです。それが好きで、それが恋しいのです」と話しています。

(参考)プレスリリース


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