止まらないグーグルのVR/AR求人 今年だけで49件


Googleの求人リストでは今年だけでも50件近いVR/ARに関するポジションの新たな募集が行われており、同社のVR/ARチームが成長を続けていることがうかがえます。特に8月にも多くの求人が行われており、新たな動きにも注目が集まります。

総数49件、月平均6件の求人

Googleは2014年にスマートフォンとダンボール製の安価なビューワーだけで体験できる「Google Cardboard」を発表してから、VRの取り組みを続けてきました。2016年には高品質なスマートフォンVRである「Daydream」を導入し、そして今年中にもスマートフォンを不要とするスタンドアローンのDaydreamヘッドセットを発売する予定です。

また、AR分野では「Tango」と呼ばれるカメラ・センサー技術を用い、スマートフォンを通して現実世界とバーチャルなオブジェクトを重ね合わせることを可能にしています。

同社は今年1月から8月にかけて、VR/AR関連と思われる求人を月に平均して6件、トータルで49件行ってきました。以下のグラフは、米メディアRoad to VRが集計した各月の求人数を示しています。

グラフでは3月と2月の求人が特に多いことが分かります。これは5月に行われたDaydreamスタンドアローンヘッドセットの発表より数ヶ月前のことです。そして同様に、8月も残り一週間を残しながら求人数が再びピークを迎えています

求人数だけでなく、その求人内容にも注目されます。3月にグーグルは東南アジアを対象とした、“Daydream AR/VRビジネスプログラムマネージャー”という5件の求人を行いました。

北京、上海、台北、香港、シンガポールを拠点として、これらの地域にVR/AR事業を広げる狙いが読み取れます。そして5月に発表されたDaydreamスタンドアローンヘッドセットは、HTC(台湾)、Lenovo(中国)というアジアのメーカー2社と提携して開発されています。

成長を続けるVR/ARチーム

2017年末までこの採用傾向が続けば、約73件のVR/AR求人が行われることになります。これは新しいメンバーの給与額だけで見ても、AR/VR分野への何百万ドルもの投資を行っていることになります。

Googleの継続的な求人は、VR/AR分野への今後の新たな計画の存在を示唆しており、止まることなくAR/VR分野を牽引していく姿勢が見て取れます。

求人情報以外にも、社内での募集や企業の買収など、様々な面でVR/ARチームは成長していると推定されます。例えば同社のClay Bavor氏は新たにVR部門のVPを務めており、またSkillman & Hackett、Thrive Audio、Owlchemy Labsといった企業がVR/AR関連の技術・コンテンツ開発スタジオとして買収されています。

Bavor氏は最近のVR/ARチームの規模について、「本当に面白いことをするために十分な大きさになってきている」と述べています。

(参考)
Google’s AR/VR Team Just Keeps Growing / Road to VR(英語)
https://www.roadtovr.com/googles-arvr-team-just-keeps-growing/

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この記事を書いた人

  • 力触覚を中心としたバーチャルリアリティを専攻する学生。幼少期から趣味でゲーム開発を行い、やがてVRにたどり着く。現在はコンテンツ開発やデバイス開発を勉強中。

    Twitter:@FoltTenor