中国のVR市場が白熱。中国で開発されているVRHMDを紹介!

※本記事はパートナーメディアUploadVRに掲載された中国からのレポート記事の要約になります。

中国には、VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)を作っているメーカーが100以上あります。深圳は、大規模な製造により、安くて迅速にパーツを供給できる理想的な都市となっています。

中国では2020年までにVRHMD出荷台数は2000万台を超え、マーケットの規模も300億ドル(約3.6兆円)を超えるという予測も出ており、メーカーはこぞってVRHMDの製造に乗り出しています。

中国で開発されているHMDは、どのようなものなのでしょうか。その一部を紹介します。

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3GLASSES

https://www.youtube.com/watch?v=G5rwxYhXpaQ

■技術仕様
・TFT液晶 2560×1440
・視野角 110°
・遅延 13ms
・FPS 60 Hz

一見素晴らしいVRHMDに見えますが、位置トラッキングシステムがついていません。また、TFT液晶では画質が悪いため、有機ELなどのディスプレイに移行していく事が求められます。昨年の10月に開発者版が発売されていますが、今回第二世代の開発者版を2199人民元(約4万円)で売るため、中国テレコミュニケーション(中国で3番目に大きなデータ通信プロパイダー)とのパートナーシップ協定を発表しました。2,3か月以内に中国全土にて発売を予定しています。3Glassesは、率先して中国市場を支配したいようです。

DEEPOON

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■技術仕様
・有機ELディスプレイ1920×1080
・視野120°
・レイテンシ 19ms
・FPS 75 Hz

上海のブランドが開発しているHMD「Deepoon」は、位置トラッキングの無いOculusRiftDK2に匹敵するHMDです。DeepoonはSumsung製のAMOLED有機ELディスプレイ搭載するため、生産台数に制限があり、市場に進出しにくくなっています。価格は1799人民元(約3.3万円)。コンテンツは、中国で開発されているものが少ないため、Oculus Rift向けのものを対応させる予定。

3Glassesが早々と大量生産に向け舵を切っていますが、Deepoonは、クオリティを重視した戦略をとっています。中国のVR市場を支配するため、スピード重視かクオリティ重視か、どちらが正しい戦略となるかは難しいところです。

BAOFENGMOJING

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BAOFENGMOJINGは、スマートフォンを中に置くタイプのHMDです。98°の視野角を持っているHMDで、どんなAndroidスマートフォンでも動かせます。安値市場を狙っている製品で、価格は10ドル程です。上部についているホイールで焦点を調節できます。

中国企業は、アメリカや台湾、日本などの非中国企業の手から、その市場を維持しようと急いでいる印象がありますが、海外勢から市場を守る事はできるのでしょうか。

(参考)
UPROADVR/As VR heats up in China, here’s a look at some of the biggest hardware players
http://uploadvr.com/chinese-vr-hmds

この記事を書いた人

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    先端技術好きなデザイナー。VRでは、MVコンセプトアート制作や360度カメラを使用した企画に関わる。多摩美術大中退、CI開発から書籍装丁等の様々なデザイン業務に従事。 THETA LOVERだゾ。

    Twitter:@sayamecci

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    http://www.moguravr.com/writers/