百度がスマホAR広告を販売 旅行客向けに訴求狙う

中国の検索エンジン「Baidu」を運営する「百度(Baidu)」の日本法人であるバイドゥ株式会社は、スマートフォンアプリのAR機能を使用する「AR広告」の販売を企業向けに行います。中国から日本に来る旅行客向けに、企業のブランディング広告として展開する狙いとのことです。

AR広告は、中国で月間6.6億人が利用しているBaiduのモバイルアプリ「手机百度」にて配信されます。スマートフォンのカメラに商品をかざすことで、AR広告が商品に重ねて表示されるという仕組みとなっています。

同社広報に伺ったところ、本AR広告に関して、中国本社の実績としてはこれまでロレアルの男性向け商品と『トランスフォーマー』のコラボレーション事例などが存在。画面に表示されたトランスフォーマーを360度回転させることができ、 その後にクーポンサイトへアクセスできるとのこと。 また、ロレアルのシャンプーでは、スキャンをすることで桜のARイメージが表示されます。

本AR広告は10月の中国における大型連休「国慶節」へ向けて、8月には販売開始するとのこと。

『手机百度』

・iOS版のダウンロードはコチラのページより
・Android版のダウンロードはコチラのページより

進む中国IT企業のAR/VR活用

AR/VR技術の活用を進めている中国の大手IT企業はBaiduだけでなく、アリババやテンセントも行っています。eコマース企業であるアリババは、AR/VR技術を導入したショッピングサービス「BUY+」をリリースしています。インターネット企業のテンセントは、同社のブラウザ『QQブラウザ』にてスマートフォンのカメラで商品をスキャンすることで、詳細情報を確認できるAR機能を実装しています。

Baiduの取り組みとしては、これまでにスマートフォンの地図アプリ『Baidu地図』にAR機能を実装、ウェブ上でVRコンテンツなどを体験できるWebAR/VRを搭載するスマートフォンブラウザの発表などを行っています。

2017年1月には北京にAR研究所を開設しています。ロイター通信によるとARを活用したマーケティングや、医療、教育、観光の開拓を行うことを意図しているとのことです。AR研究所の発表にともない、北京の地下鉄路線沿いの遺跡を「再現」するプロジェクトを開始しています。本プロジェクトは、北京の9つの歴史的都市の3Dシミュレーションをスマートフォンで見ることができるものとなっています。

中国大手IT企業もAR導入を進めており、また今秋には米アップルによるiOSのAR対応も予定されています。今後、スマートフォンやタブレット以外の特別なデバイスを必要とせずAR体験ができる機会が増えていくと考えられます。

(参考)
Baidu Japan、中文広告商品にAR広告を追加 -モバイル向け広告商品を拡充- / PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000228.000006410.html

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