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活用事例 2016.12.28

中国で百度がWebAR/VR対応のスマホブラウザを実装へ

先日、Baiduはスマホブラウザに使用するWebAR/VR技術についての開発者向け発表会を開催しました。開発者たちにこの技術に関連する事項、標準、現状そして研究成果についても紹介しました。現在、BaiduスマホブラウザT7カーネルには初めてWebVRの使用が可能になり、WebAR技術についてはもうプロトタイプ開発が終了。中国国内では初のWebAR/VRを搭載するスマホブラウザになることが明らかにされました。

急速に進むブラウザのVR対応“WebVR”の流れ

2015年12月サムソンGear VRでVRブラウザ「Internet for VR」がリリースされ、ユーザーは一般のpc、スマホとは異なったサーフィン体験を楽しむことができるようになりました。その後201612月にはWebVRに対応。MozillaもFirefoxブラウザにWebVR機能を加え、グーグルとともに今年正式にWebVRのAPIを公開しています。Android版ChromeでWebVRも使用可能になりました。

Baiduスマホブラウザサービスチームのプログラマー江軍氏はWebVRの発展現状、未来の動向、ソフトウェア・ハードウェア面の特徴について説明しました。オンラインCM、E-ビジネス、バーチャルソーシャルと動画、ゲームなどに応用するサンプルも展示し、WebVRがどのように没入式体験を実現するのか、その価値を示しました。

Baidu ARプログラマー馬暁昕氏によると、Baidu ARは人工知能とヒューマンコンピューターインタラクションの重要な結点と戦略的業務として、物のキャプチャや環境識別、トラッキングなどの核心方向で持続的な技術突破を遂げたとのこと。発表会の現場では、Baidu ARの応用実例のいくつかを紹介し、AR技術とシーン開発システムの特徴が共有されました。

国際的に見ると、WebARとWebVRはまだ開発中で、Baiduスマホブラウザの研究成果は有意義とのこと。Baiduスマホブラウザの関連責任者によると、WebARとWebVRは初めて先端技術であるVR/ARとWebと結びつき、今までのネットサーフィンのモデルを変えました。2017年BaiduスマホブラウザはVR/ARを対象に開発を引き続き進む予定で、今回のイベントでの発表はスタート地点にすぎないと、Baiduの担当者は強調していました。

 

(参考)

百度推出国内首个承载WebAR/VR的手机浏览器

http://news.87870.com/xinwennr-17590.html

 


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