Android版Chromeが正式にWebVRをサポートへ 2017年1月に提供予定

10月19-20日にカリフォルニア州サンノゼでWeb標準化団体であるW3CのWeb & Virtual Realityワークショップが行われました。Google、Mozilla、Microsoftなど多くの関係者が参加し、WebブラウザでVRコンテンツを表示する「WebVR」の仕様などについて話し合われました。

このワークショップでGoogleは、Android版Webブラウザ「Chrome」を「WebVR 1.1」に正式サポートすることを発表し、12月にβ版、2017年1月に正式版をリリースする予定です。正式版になると、Google Play Storeで他のChromeブラウザアプリと同じようにWebVR対応アプリが表示されるようになります。

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最初のターゲットはDaydream対応スマートフォン向けであり、正式版の提供後すぐに全てのスマートフォンで使えるかどうかは言及されませんでした。従って、リリース後すぐに利用できるのはGoogleのPixelなどのDaydream対応スマートフォンとDaydream Viewの組み合わせのみの可能性が高いです。

コンテンツ作成者向けへは、WebVR1.1に対応したコンテンツを作りたい場合、対象のサイトを「Origin Trials Framework」の枠組みに適用する必要があることが述べられました。これは、ブラウザの実験的な機能を外部へ公開する際に必要になる枠組みであり、Googleへ申請する必要があります。あくまで期間限定の処置ということですが、バグのフィードバックを確実に行うための処置とのことです。

デスクトップPC(Windows)版ChromeのWebVRサポートについて、2017年の早い時期に試験的に公開すること考えており、その後、正式版をリリースする予定です。

通常のウェブサイトをVRのUIで見る「VR Shell」

また、「VR Shell」と呼ばれる、通常のウェブサイトをVR環境でブラウジングする機能も開発中で、2017年の上半期にAndroid版のChromeに、2017年の後半にデスクトップ向けに提供する予定となっています。

Webブラウザが標準でVR表示に対応することはVRコンテンツの普及へ大きな一歩になることは間違いありません。ただ、SafariやOperaはWebVRへの対応を保留しており、WebVRがこのまま標準化されるのか、それとも他社の規格がデファクトスタンダードになるのか今後も目を離せません。

(参考)
Google Launching WebVR Support for Android Chrome in January, Desktop to Follow – (英語)
http://www.roadtovr.com/google-launching-webvr-support-for-android-chrome-in-january-desktop-to-follow/
W3C Workshop on Web & Virtual Reality – (英語)
https://www.w3.org/2016/06/vr-workshop/
W3C on GitHub – WebVR – (英語)
https://w3c.github.io/webvr/

※Mogura VRはRoad to VRとパートナーシップを結んでいます。

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この記事を書いた人

  • あつぽん

    日本でMRシステムの開発に携わった後アメリカへ渡り、VR/MRシステムを企業へ導入するための検討・開発に従事。現在は日本在住。

    人間の能力そのものを拡張させるテクノロジー「ヒューマンオーグメンテーション」のコンセプトに惹かれ、その界隈の動向に強い関心を持っています。その中で実用化フェーズにあるVR/MRの盛り上がりをより広い範囲へわかりやすく伝えていきたいと思っています。

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