チップセットメーカーのクアルコムが、新たなWi-Fi規格「Wi-Fi 7」を発表しました。従来のWi-Fiと比較しさらなる高速化と低遅延が期待され、デバイス間干渉も少なくなることで、より快適なネットワークの実現に近づくことが予想されます。
Wi-Fi 7は4K直交振幅変調(QAM)や320MHz帯域幅、マルチリンク機能を備えており、オンライン通信において低レイテンシーを維持し「極限の」データ速度を提供するとのこと。主な用途としてはビデオ会議、バーチャルワークスペース、メタバース教育アプリケーション、そしてXRコンテンツ配信などが挙げられています。
クアルコム、XR関連分野への注力続く
クアルコムはXRへの注力を進めています。同社のSoCはVRヘッドセット「Meta Quest 2」を筆頭とする様々なXR関連デバイスへ提供されているほか、AR開発プラットフォーム「Snapdragon Spaces」の提供や、メタバース関連ファンド「Snapdragon Metaverse Fund」の設立、マイクロソフトやバイトダンス、スクウェア・エニックスといった企業との提携などを相次いで発表しています。