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投資 2020.10.21

バーチャルライブのWaveXR、ジャスティン・ビーバーやグラミー賞シンガーから資金獲得

VR音楽プラットフォーム「Wave Beta」を運営するWaveXRが、多数の著名人から投資を受けたことが明らかになりました。新型コロナウイルスの流行でバーチャルイベントが盛り上がる中、さらに強気の姿勢を見せています。

WaveXRがメディアRolling Stoneに語った内容によれば、グラミー賞を3回受賞したシンガーthe Weekend(ザ・ウィークエンド)、カナダのポップミュージシャンであるジャスティン・ビーバー、シンガーソングライターのJ・バルヴィン、そして米国のレコードレーベルTop Dawg Entertainmentから資金を獲得したとのこと。

「Wave Beta」は、DJや観客としてバーチャルライブを体験できるプラットフォームです。新型コロナウイルスの流行を受け、展開を加速。2020年5月にも複数の音楽家を招待したイベントを実施し、収益をNPO団体に寄付しました。6月にはシリーズBラウンドで3,000万ドル(約32.1億円)を調達、Netflixから新たなマーケティング責任者(CMO)を迎えるなど、経営面でも積極的な動きが見られます。

ゲーム関連とも提携を計画

今回の投資に参加しているthe WeekendもWaveの協力を得ており、動画プラットフォーム「TikTok」にてインタラクティブパフォーマンス「The Weeknd Experience」をライブ配信しています。

また同社CEOのAdam Arrigo氏は、Waveがゲーム分野との提携も進めていると説明します。具体的なプロジェクト内容は明らかでないものの、オンラインゲームプラットフォーム「Roblox」との音楽イベント開催を目指しているとのことです。バーチャルライブの競合も増えているものの、Arrigo氏は「市場にはまだ余地がある」と述べ、業界全体の成長・多くの視聴者獲得を目指しているようです。

(参考)Rolling Stone


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