デイリーランキング

目指すは“デバイス不要のVR” 開発企業が約30億調達、将来的には家庭用も

投資

2019/08/15 12:00

VR ZONEに続くVR体験施設「MAZARIA」、池袋で7月12日オープン 「太鼓の達人VR」が新登場!

VR体験施設

2019/06/20 11:38

英大手航空も導入、“フライト中はVR体験”広まるか

業界動向

2019/08/16 19:00

“目に入れるだけのAR”特許が明らかに、脳スキャン操作をフェイスブックが開発中  ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

業界動向

2019/08/13 08:00

ファーウェイが“5G×ARクラウド”の「Cyberverse」発表

業界動向

2019/08/14 19:30

MoguLive facebook twitter hatena line

VRの「いま」を掘りだすニュースメディア

MoguraVR

【レビュー】変形する一体型180度・360度カメラのVuze XRとInsta360 EVOを比較

360度メーカーとして知られる中国のInsta360とイスラエルのVUZEが、ほぼ同じ時期に変形する一体型360度/180度カメラを日本で発売しました。この「Insta360 EVO」と「Vuze XR」は両機とも最大5.7Kの高解像度で180度と360度を撮影できるVRカメラです。

本稿では、似た機能を有し、価格帯も5万円後半程度……とよく似ているこの2つのカメラ、Insta360 EVOとVuze XRの実機・比較レビューを行います。

2つのカメラの最大の特徴は、2つのレンズが左右に開くと180度カメラに、そしてレンズを前後に閉じると360度カメラに変形するという機能を持っているところでしょう。ただし形状は、Insta360 EVOがGoProのようなスクエア型のカメラを2つくっ付けたような形に対して、Vuze XRはスティック型で持ち手がある形です。

どちらのカメラもユニークな特徴と癖を持ったカメラといえます。それぞれの特徴について紹介します。

Vuze XRをレビュー

(レンズを開くと180度カメラに変形)

イスラエルのVRカメラブランドVUZEは、今までにも立体視できる360度カメラを開発してきました。Vuze XRはレンズが2つなので、立体視できるのは180度カメラの時だけですが、これまでに培ってきた立体視の技術の高さを感じられる製品となっています。

(レンズを閉じると360度カメラモードに。スティック横にあるボタンを強く押すことでレンズが開きます)

(横から360度カメラモードを見た写真。前後のレンズ間距離は約2~3cmほど。また写真では分かりにくいですが、レンズの間に現在が静止画モードか動画モードか表示されます)

ボタンをワンプッシュで押し込むことでレンズが開く仕様も使いやすく実用的です。スティック型で持ち手も確保されており、180度カメラとして使う時に自分の手やお腹などの体が映り込むことも少なくなります。360度カメラとして使う時も、すでに持ち手があるので自撮り棒を使う必要が無いのも携帯する際に便利です。

(スティックの持ち手もありますが、底面には1/4ネジ穴もあるので、三脚や自撮り棒にに繋げたりも可能です)

最大120Mbpsと高ビットレートで動画撮影できる点も魅力。5.7Kで120Mbpsが撮影できる、高いスペックを誇る360度/180度カメラといえるでしょう。

また、端子がUSB Type-Cなのも魅力です。360度動画はデータが大きいためデータ転送速度が速いのは大きなメリット。特にVuze XRはPCでの編集をメインに置いているところがあり、USB Type-C対応は長所といえるでしょう。

「PCでの編集をメインに置いているところがある」というのは、スマートフォンのサポートが4Kまでという事情が背景に挙げられます。

4Kに解像度を落として撮影すれば、撮影中のうレビューや撮影後にスマホに転送することも可能です。しかし、5.7Kで撮影した場合はプレビューもスマホへの転送もできなくなってしまいます。

そのためVuze XRで撮影した5.7K動画を視聴するには、PCの専用編集アプリで動画をスティッチングして出力し、VR対応の動画ビュワーで視聴する方法が一般的です。

注意点は、Vuze XRで撮影した5.7Kの360度/180度動画を編集するのに足りるパワーを持ったPCが必要なことです。GeForce GTX 1060以上のGPUを積んだPCスペックが実用的なレベルといえるでしょう。

(180度カメラモードを後ろから撮った写真。物理ボタンでレンズの開閉を行なっていることが確認できます)

また、360度カメラモードでは、カメラレンズの切れ目であるスティッチングがはっきりと判別できました。Vuzeのカメラは、これまでもスティンチングに関しては、高い品質とはいえない欠点がありましたが、残念ながらVuze XRでも大きく改善された様子はありませんでした。

(Vuze XRのスティッチングズレが置きている様子。カメラのすぐ近くの箇所はスティッチズレが激しいです)

(カメラの近くのスティッチライン上に物が無ければスティッチズレは少なくなります)

最後に課題と感じたのは、マニュアル調整で撮影ができない点です。カメラ本体の操作ボタンは電源、Wi-Fi、シャターボタンの3つだけというシンプルなもので、直感的に操作で撮影ができますが、全てオート撮影となります。これはスマホアプリ経由の操作でも同じで、解像度の変更などができるだけとなります。

Insta360 EVOをレビュー

スタートアップながら360度カメラの市場では大きな存在感のInsta360シリーズ。Insta360 EVOは、シリーズ初となる180度と360度の一体型(変形型)カメラとなります。

Insta360 EVOは、Vuze XRとは似たスペックで、同じ5.7Kの撮影が可能ですが、大きく違うのはその形状でしょう。

Vuze XRがスティック型で持ち手があるのに対して、Insta360 EVOは畳むと正方形(360度カメラモード)、広げると長方形(180度モード)になります。

Vuze XRに比べてコンパクトで持ち運びには便利そうですが、ホールド感は乏しく、アクションカメラのように指でつまんで持って撮影するスタイルになってしまいます。

(カメラ上部にあるシャッターボタンと電源ボタンの2つで操作を行います)

(180度カメラモードで撮影する時は、片手だとこのように摘むイメージで持つことになりそうです)

180度カメラのモードだと、この撮影スタイルでも指などが写り込まずに撮影することができますが、360度カメラモードだと指と手が大きく写り込んでしまい、実用的ではありません。360度カメラで撮影する際には自撮り棒かミニ三脚などに繋いで手に持つのが現実的でしょう。

ただし、長方形の形状のおかげで、カメラを地面などに置きやすいというメリットもあります。180度カメラの特性を考えると、定点撮影が多くなることが予想されます。その形状からもInsta360 EVOは180度カメラであることを第一に設計されていることがうかがえます。

(付属のスタンドを使うとさらに安定して、置きやすくなります)

180度カメラはVRヘッドセットを使用することで立体視で視聴可能です。VRヘッドセットで視聴する際、また立体視になると特にVR酔いが発生しやすくなります。VR酔いを発生させないためには揺れずに等速かつ低速移動であることが必要です。

Insta360シリーズはソフトウェア補正での優秀なスタビライゼーション機能があり、同じくVuze XRのスタビライゼーション機能も優秀です。

しかし、両機ともスマホの画面で視聴するには問題無いのですが、普通に歩いて撮影した180度動画をVRヘッドセットで視聴すると「ほとんどの人はVR酔いをするだろう」と思わされるものでした。

また、Insta360 EVOは360度カメラモードにした時にカメラ本体の厚みが大きく、Insta360シリーズの中では死角となるポイントが目立つという欠点も出てしまっています。スティッチング自体は綺麗なのですが、消えてしまうポイントが発生してしまうのは、気になる点です。

(向かって左がInsta360 EVO、向かって右がVuze XR。レンズを閉じて360度カメラモードにした時のInsta360 EVOの厚みが分かります。基本的にはこの厚みのある部分はカメラに近いほど死角になると注意する必要があります)

Insta360シリーズは独自の圧縮形式を採用しており、そのため5.7Kの動画をスマホアプリで視聴できるのも魅力です。スマホからSNSなどに共有したり、ローカルフォルダに保存する際は4Kに解像度が落とされてしまいますが、撮った動画をその場で友人と見たり、撮影後に一人で見る分には十分といえます。

さらに独自の圧縮形式のため、Oculus GoにWi-Fi経由で5.7Kの動画を転送することが可能です。

Insta360 VRという専用アプリ(対応するカメラはInsta360 EVOとInsta360 ONE X)を使う必要がありますが、撮影した高解像度な動画と静止画をWi-Fi経由で視聴とDLできるのは大きなメリットに感じられました。

Insta360 VR アプリページのキャプチャ)

(Insta360 VRを見た時のキャプチャ画面。カメラとOculus GoをWi-Fiダイレクトで接続して視聴と転送を行うことが可能です)

Insta360 EVOは別売りで180度動画/静止画を裸眼で立体視できる「Insta360 Holoframe」が販売されています。「Insta360 Holoframe」は、iPhone XS/X用のスマホケースで、ディスプレイ側にケースを付けることで裸眼でも絵が飛び出してくるような3D静止画/動画を楽しむことができるというものです。スマホのインカメラを使い、ユーザーの瞳孔間距離を測り、最適化するなどの特徴があります。

(インカメラを使い、アプリで瞳孔間距離を測る時のキャプチャ)

ただし、ケースの外観とアプリの瞳孔間距離を測る画面から考えるにMOPIC製のスマホケースとアプリの機能を使っているように思われます。見た目もそっくりで機能も非常によく似ていますので、MOPICのスマホケースを購入しMOPICのアプリをダウンロードすればVuze XRでも楽しむことができ、「Insta360 Holoframe」があるからInsta360 EVOを購入するというのは考え直した方が良いかもしれません。

MOPIC公式サイトのキャプチャ)

自分の想定する使用シーンに合った選択を

両カメラとも360度カメラとして見ると、Vuze XRはスティッチングが弱点、Insta360 EVOは死角が発生する上にカメラ単体での撮影は厳しいという弱点があります。360度カメラをメインとして使いたいという方だとニーズに応えられない可能性があり、THETAやInsta360 ONE Xなどの他の360度カメラを選択されるのが総合的な満足度は高いのではと思います。

・Vuze XRで撮影した360度動画(昼間屋外、カメラ手持ち移動)

https://www.youtube.com/watch?v=kX_HetvNFqs

・Insta360 EVOで撮影した360度動画(昼間屋外、カメラ手持ち移動)

https://www.youtube.com/watch?v=zOxdfnJyV8M

しかし、180度カメラとして考えると、GoProやSONY RX0などを2つ使って撮影して手作業で編集する手間を考えると、圧倒的に手軽に180度の立体視の静止画/動画を撮影することができます。180度カメラの弱点として上がる、近くの対象物を撮影する場合も60~100cm程の距離があればズレて破綻することはなかったです。印象的にはVuze XRの方が接写に強く感じましたが、両方のカメラとも立体視のカメラとしては及第点にあるように感じました。

・Insta360 EVOで60cm程離れた卓上カードを撮影(VeeRのアプリで見ると立体視で見れます)

ただし、暗所での撮影だとノイズが発生してしまいます。VRヘッドセットで見ると、目の前にノイズの靄が出ているようで、VR体験としてはやや微妙に感じてしまいました。性能的には暗所での撮影には耐えられない点には注意が必要です。

・Vuze XRで撮影した180度動画(夜間屋外、カメラ固定)

https://www.youtube.com/watch?v=Qo4VZn0zESo

・Insta360 EVOで撮影した180度動画(夜間屋外、カメラ固定)

https://www.youtube.com/watch?v=4LlSBg-CBG4

また、注意点としてはUHS-I U3、V30以上の高性能なmicro SDカードが必要な点です。要件を下回る性能のmicro SDカードを使用した場合、撮影中に強制終了してしまうなどが起きるケースがあります。

普段からPCで4K動画の編集などをしていて、PCで編集することを第一に考えている方ならばVuze XRのUSB Type-C対応は大きな魅力です。また、360度カメラとの切り替えを重視するならば、ワンプッシュで切り替えられるのもInsta360 EVOに比べて優れています。

(Vuze XRがワンタッチでレンズを開けられ閉じるのも簡単なのに対し、Insta360 EVOは手動でロックを外す、ロックを行うという動作が必要です。特に外出時に切り替えるのは、とても面倒に感じます)

Insta360 EVOはスマホで5.7K動画を視聴できる点、Oculus GoにWi-Fi転送で視聴できる点などの視聴しやすいという利点があります(Vuze XRも4K動画であれば、Oculus GoにWi-Fi転送可能です)。また、マニュアル撮影やHDR撮影、RAW/LOG撮影などができ、自由度を重視するユーザーは利点に感じられるかと思います。

(Insta360 EVOはダイナミックレンジが狭いので、HDR撮影でない場合は白飛びが激しい点に注意が必要です)

(HDR撮影した写真。手前のタワーマンションの横の空が白飛びしていないのが、上の写真と比べると一目瞭然です)

結局のところユーザーの好みや使用用途次第となってしまいますが、お互いの特徴を見極めて果たしてどちらが自分に適しているのかを確認してから購入するのが良いでしょう。もちろんスペックの差もあるので注意ください!

Vuze XRの製品仕様・スペック

製品名

Vuze XR

サイズ

152 x 56 x 39mm

重さ

約212g

レンズ

210度魚眼レンズ x2個

静止画 解像度

6,000 x 3,000(1,800万画素)(JPEG)

動画 解像度

[email protected][email protected][email protected](mp4, H.264)

ビットレート

最大120mbps

F値

2.4

ライブストリーミング

可能

接続端子

USB 3.0 Type-C

バッテリー容量

1,200 mAh(3.8V)

連続稼働時間

約60分

動作温度

0℃~40℃

センサー

1/2.3インチ SONY IMX378 BSI CMOS

プロセッサー

Ambarella H2

外部メモリー

microSDカード (UHS-III)(最大256GB)

Insta360 EVOの製品仕様・スペック 

製品名

Insta360 EVO

サイズ

約98.4×49×26.27mm(180度3D撮影モード時)

約50.3×49×52.54mm(360度撮影モード時)

重さ

約113g

レンズ

210度魚眼レンズ x2個

静止画 解像度

6080×3040(約1800万画素)

シャッター速度

1/4000s~55s(手動設定時)

1/4000s~1/4s(シャッター速度優先時)

ISO感度

100-3200(手動設定時、ISO感度優先時)

ファイル形式

insp、dng(RAW)、jpg(スマートフォンアプリ内変換)

撮影モード

標準、タイマー、インターバル、RAW、HDR

動画 解像度

5760×2880(30fps)、3840×1920(50fps、30fps)、3008×1504(100fps)

ビットレート

最大100Mbps

ISO感度

100-3200(手動設定時)

コーデック

H.264

ファイル形式

insv、mp4(スマートフォンアプリ内変換)

撮影モード

標準、タイムラプス、Log、HDR

F値

2.2

露出補正

-4.0~+4.0EV

ホワイトバランスモード

自動、曇り、太陽光、蛍光灯、白熱灯

外部メモリー

icroSDカード(最大128GB、exFAT(FAT64)フォーマットが必要)

転送速度:UHS-I V30以上必須

Wi-Fi

IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)

Bluetooth Low Energy

4.0

センサー

6軸ジャイロスコープ

接続端子

microUSB

バッテリー容量

1200mAh(5V/2A)

連続動作時間

65分

充電時間

90分

動作温度

-10℃~40℃(保存温度:-20℃~40℃)

Android / iOSアプリ

Insta360 EVO


雨の日はVRが半額! 池袋サンシャイン60展望台でキャンペーン、6月から

2019/05/14 19:00 VR体験施設

アバター配信アプリ「トピア」、公認ライバー24名がデビュー リアル×バーチャルがテーマの自己紹介動画も公開

2019/05/14 19:00 VTuber 最新ニュース一覧