2017年末から一気にブレイクした「バーチャルYouTuber」(バーチャルユーチューバー・VTuber)。いまでは新動画やコラボレーション情報、そして新しいバーチャルYouTuberの登場など、たくさんの話題が出てきています。一方で「情報を追いきれない……」という方も多いのではないでしょうか?
そこでMogura VRでは、バーチャルYouTuberに関わる1週間の話題・注目のニュースをピックアップし、振り返ります。今回は、16本のニュースを紹介します。
「CGWORLD」でVtuber特集 表紙は春服のシロ
グラフィックや映像クリエイターへ向けた月刊誌「CGWORLD」2018年5月号でバーチャルYoutuberが特集されます。表紙はAnimeJapanの際に初披露された春服のシロ(電脳少女シロ)さん。
2018年5月号のCGWORLDさんの表紙と特集記事にシロが載ってます(*´꒳`*)ユメカナ?
特大の春服ショットや書き下ろしインタビューやシ(ゴホゴホもいるので・・・!
シロは3冊買います・・・(੭ु ›ω‹ )੭ु
みなさんもチェックしてくーださいっ(✿´ ꒳ ` )#CGWjp #VR_Siro #表紙 pic.twitter.com/tp17j4j5l3— 電脳少女シロ@ニコニコ超会議 新グッズ発表! (@SIROyoutuber) March 28, 2018
発売日は4月10日。シロさんの他にも「ばあちゃる」「ウマ娘」「雪猫カゥル」「東雲めぐ」など気になる名前がズラリ。バーチャルYoutuberへのインタビュー記事のほか、「東雲めぐ」の企画に携わる「Gugenka」や「XVI」など企業へのインタビューも掲載されるとのことです。
電脳少女シロの特集記事はこちら
「猫宮ひなた」「のじゃおじ」の二次創作ゲームが登場
二次創作も様々な広がりを見せるバーチャルYoutuberですが、今週注目を浴びたのはbionist氏によって制作されたゲーム「エビフライング」です。
猫宮ひなたとのじゃおじのゲーム「エビフライング」できたっ!
HTML5ゲームなのでスマホでもPCでも開くだけで遊べます!(ただしIEは除く)
今回もネットランキング対応!目指せハイスコア!https://t.co/MWLGiNwDeK#猫宮ひなた #バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん #ドット絵 #phina_js pic.twitter.com/zFa8Pjr9P7— bironist (@bironist) March 25, 2018
エビフライに乗った猫宮ひなたをタッチして飛行させ、障害物にぶつからないよう多くの星を集めるハイスコア式のゲームになっています。「バーチャルのじゃロリ狐耳YouTuberおじさん(のじゃおじ)」ことねこます氏も、プレイヤーキャラとして選択可能。こちらは「タッチしている間、のじゃおじの脇からおにぎりが噴射されて飛行する」という珍妙な操作になっています。「エビフライング」はPCでもスマホでもプレイ可能とのことです。
バーチャルのじゃロリ狐耳YouTuberおじさん(ねこます氏)の紹介記事
猫宮ひなたの紹介記事
「ウマ娘」のバーチャルYouTuber誕生
モバイル・家庭用のゲーム開発を行う株式会社Cygamesは、新プロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』を展開し、YouTubeにて「ぱかチューブっ!」を開設しました。「ぱかチューブっ!」は、ウマ娘の宣伝担当である「ゴールドシップ(ゴルシちゃん)」がYouTubeに飛び出してさまざまなことにチャレンジしていきます。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、プレイヤーがトレーナーとなって美少女に擬人化した馬を育成しレースやライブを楽しめるものです。公式サイトでは、ゲームの事前登録を開始しています。
ねこます氏、テーマソングや公式グッズを発表
バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん(ねこます氏)の曲が発表、YouTubeにショート版が公開されました。「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんのうた」は、電子音とアイドルソングをミックスをしたような楽曲。ボーカルはねこます、作詞作曲はボーカロイドPとしても活動をしている「さつき が てんこもり」氏が担当しています。
また、ねこます氏初の公式グッズの販売も発表されました。グッズは、立てて飾ることもできる「アクリルスタンドキーホルダー」や「「Tシャツ」「撮り下ろし缶バッチ」「世知辛いマグカップ」などです。4月6日より、アニメイトにて先行販売フェアが開催されます。なお、期間中に2,000円以上の購入者にはお面がプレゼントされるとのことです。
キズナアイのスケールフィギュアが予約開始
Tokyo Otaku Modeは、「キズナアイ 1/7スケールフィギュア」の受注を3月26日より開始しました。フィギュアサイズは身長156センチの1/7となる約23センチのものとなります。価格は12,800円(税込)。受注は5月31日までとなっており、発売は12月を予定しています。
キズナアイのフィギュアは、ねんどろいどの予約も開始しています。こちらは、2.5頭身ほどの小さめなサイズとなり、顔のパーツや動画枠風シートなどのパーツが付属されています。
キズナアイの特集記事
ニート女子がYouTuberデビュー!
月刊雑誌コミックキューンで連載中の『ニー子はつらいよ』は、漫画家のアルデヒド氏が描く「ニー子(ニートの女の子)」を主人公とした日常コメディ漫画です。そんなニー子がバーチャルYouTuberとして動画デビューしました。
動画では、日頃の苦しみを辛くも明るく話したり、親が急に現れるハプニング(=親フラ)が発生したりと彼女の日常を覗ける内容となっています。今回投稿された動画は、3月26日より発売した単行本の発売企画であり「ニートがVチューバーデビューしてみた」(全4話)がニコニコ動画で公開されています。
和風バーチャルYouTuber、クラウドファンディング開始
https://www.youtube.com/watch?v=cc8spFNgaew
YouTubeにて動画活動を行っているセナ氏は、和風バーチャルYouTuber「御来屋 久遠(みくりや くおん)」プロジェクトを開始しました。御来屋は、黒い和服に身を包んだ黒髪ショートカットの女の子。セナ氏はプロデューサーとして活動していくとのことです。
プロジェクトの目標金額は500万円。支援金は、キャラクターデザインや3Dモデルの制作、キャラクターの声、機材の調達などの制作費に充てられるとのことです。支援のリターンについては、目覚ましコールボイスやオリジナル動画、グッズなど。詳細についてはクラウドファンディングページより確認できます。
輝夜月のボイス付きLINEスタンプが発売!漫画企画も
3月29日、輝夜月(かぐや るな)のLINEスタンプが発売しました。動画のあいさつである「おはよー! こんちはー! こんばんはー! おきてえぇー!」や、「まじ卍(まんじ)」など、輝夜月節が炸裂しています。発売後、すぐさまランキング1位に輝き翌日の30日も順位をキープしていました。
輝夜月の紹介記事
第1話 ピザたべたァァァァい
1.リプライのどこかにハッシュタグ#ルナマンガ をつけて投稿してください
2.どんな漫画になるのかはお楽しみに
3.漫画では何人かの方のリプライが混ざることもあります pic.twitter.com/bPb5PakreM
— ルナマンガ (@_lunamanga) 2018年3月29日
また、Twitterで輝夜月へのリプライが漫画になる「ルナマンガ」の企画も開始されました。リプライのどこかに「#ルナマンガ 」のハッシュタグを付けて投稿することで漫画化される可能性があるとのことです。現在、第1話「ピザたべたァァァァい」が公開されています。
鳩羽つぐ、新たな動画を投稿 深まる謎にネットでは様々な考察が
「西荻窪在住のバーチャルYoutuber」として活動を始め、その幼いキャラクターとミステリアスな雰囲気で多くの話題を呼んでいる「鳩羽つぐ」の新たな動画が投稿されました。タイトルは「#03 Morning Routine」。
宿題で撮りましたhttps://t.co/sPXKr10KjO
— 鳩羽つぐ (@HatobaTsugu) March 26, 2018
「宿題で撮りました」というツイート共に投稿されたこの動画には、鳩羽つぐが朝起きたところから、歯磨きをするシーン、食事を取るシーン、そしてもう一度歯磨きするシーンが収められ、最後には着替えを終えた鳩羽つぐが「終わりです」と呟いて動画は途切れます。
元々「誘拐説」など様々な説が飛び交っていた鳩羽つぐですが、今回の動画には不可解な部分が多く、「宿題で動画を撮るというのはどういう状況なのか」「鏡に映る物の位置が明らかにおかしい」などネットでは今まで以上に細かな考察が行われています。
タイトルも「#3」とナンバリングされていますが、Youtubeの動画は「#0」と「#3」の二つのみ。これはTwitterに投稿された二つの動画を含めたナンバリングと考えられています。いずれにせよ、次の投稿も様々な考察を呼ぶことになりそうです。
Bitstar、新人バーチャルYoutuberの声優募集を開始
Youtuberと企業のコラボレーションにおけるプラットフォームとして活動している株式会社Bitstarから、Bitstar公式3DバーチャルYoutuberとして「リリー」が発表され、同時に声優の公募を開始しました。
https://twitter.com/bitstar_tokyo/status/978150201318719488?s=21
キャラクターデザインはイラストレーターの「らぐほのえりか」氏。応募フォームによれば、「リリー(本名:朝宮ゆり)」は明るく快活な性格で、趣味はチアリーディングと動物カフェ巡り。これらをイメージした3分以内の動画音声を送ることで誰でも応募することができます。期限は4月5日。
アズマリム「英語ペラペラで歌ってみた」その実力は
奇想天外なキャラクターで人気を広げるバーチャルJKこと「アズマリム」ですが、先日投稿された動画でEd Sheeranの名曲「Shape of you」の歌唱に挑戦しています。英語力といえば「シロ」が有名ですが、果たしてアズマリムの実力は……?
まさかの全編空耳歌詞。お茶吹きそうになりました。本人曰く「早くデビューしたいな」とのことですが、この動画を見てその稀有な才能に目をつける音楽プロデューサーがいるかも……しれません。
アズマリム紹介記事
Vtuber「ミアル」、生放送で3Dアートを披露
https://www.youtube.com/watch?v=hmu9CwqhnL4
「未来からやってきたヒューマノイドロボット」として活動しているバーチャルYoutuber「ミアル」さんが生放送にて3Dアートを披露しました。完成した作品がこちら。
本日の作品です! pic.twitter.com/zkxOIs8YYs
— ミアル@ロボットバーチャルyoutuber (@MIAL_Vtuber) March 28, 2018
「Tilt Brush」というVRアプリで描かれたこちらの3Dアートは、道路上を走る車と摩天楼が光るブラシによってダイナミックに描かれ、未来感溢れる作品になっています。VRの世界に広がる芸術も、今後大きなコンテンツとなっていくでしょう。
岩本町芸能社「あんたま」及び「女優部」が正式に統合 新グループ名は「えのぐ」
バーチャルアイドルとして昨年8月から活動を続けてきた「あんたま」及び「女優部」。CDデビューに際して「あんたま」と「女優部」は統合され、新グループ「えのぐ」として活動していくことが正式に決定しました。
Twitterアカウントは「岩本町芸能社withあんたま」から「岩本町芸能社withえのぐ」へと変更され、同時に生放送の配信時間変更や新たなハコスコ動画の配信などの告知も。
またメンバーによる初のソロ配信がSHOWROOMで順番に行われるなど、新たな活動に力を注ぐ岩本町芸能社。2月末からグループ統合の件で議論を巻き起こしていましたが、正式な決定からは良いニュースが続きました。
電脳サイエンティスト「ファイ」活動開始 科学者より「芸人」?
美少女が群雄割拠するバーチャルYoutuberの世界ですが、もちろん男も負けてはいません。新たなイケメン枠として電脳サイエンティストこと「ファイ」がデビューしました。しかし、初の動画からおしりにブースターをつけ空を飛ぶことになります。
リアクション芸人さながらの動画は彼を「科学者」「イケメン」ではなく「芸人」として印象づける結果に。本人は2本目の動画において否定していますが、当分そのイメージが払拭されることはなさそうです…。
にじさんじ「モイラ」クラウドファンディング開始、5分で目標達成
にじさんじの公式ライバーとして活動する「モイラ」。先日そのクラウドファンディングが行われ、開始5分で目標額を達成するという出来事がありました。
モイラのクラウドファンディングですが、50万円を達成いたしました。
たくさんの応援ありがとうございます。
このまま継続して、通常販売としてボイス販売を継続いたします。 https://t.co/EBkBUKSPF8— にじさんじ (@nijisanji_app) March 25, 2018
BOOTHでのボイス販売によって行われたクラウドファンディングの目標額は50万円でしたが、瞬く間に達成。購入できなかった人もいたとのことで、この結果には本人も困惑しています。
え、はやくない…
— モイラ@にじさんじ所属の女神 (@Moiramoimoimoi) March 25, 2018
ボイス販売自体は「通常販売」としてBOOTHで継続されるとのこと。今後も「月ノ美兎」などのクラウドファンディングを予定しているにじさんじですが、最速記録の更新もあり得るでしょう。
Yahoo初バーチャルYoutuber!?一回限りの「ばーちゃるわいど」配信
大手検索サイト「Yahoo」がバーチャルキャラをコメンテーターとして起用したワイドショー「ばーちゃるわいど」を配信しました。
コメンテーターは猫耳の「神前ミカ」、ゴルフが似合う年齢らしい「水月ガブ」の2名。そして声だけで出演する「天の声」を司会として進行します。番組はルーレットで選んだ世間で話題のトピックスについてお喋りするというもの。また、視聴者から寄せられた出来事なども紹介しています。
現在二人は仮の姿で、配信予定も「お試し版」のこの一本のみ。視聴者からの評判がよければ正式な姿でレギュラー化するとのことです。メディアのバーチャルキャラ採用の流れも目が離せません。