チャンネルでの配信活動を停止していた、にじさんじ所属VTuberの黛灰さんが、6月30日(水)に生配信を実施。そのなかで、Twitterのユーザーアンケート機能で自身の進路をファンに選択させるという試みを行い、SNSで大きな話題となりました。
黛灰さんのチャンネルは、5月20日の生配信で謎の人物の独白が放送されて以降、ダイジェスト以外の動画が投稿されなくなり、Twitterでは表記の乱れたツイートが断続的に投稿されている状態でした。ファンがその投稿された内容を分析したり、これまでの配信アーカイブから考察したりと、さまざまな推測が飛び交う状態となっていました。
その後、6月19日(土)に新宿アルタの大型ビジョンや渋谷駅前交差点の映像広告に、3分ほどの意味深な映像が公開。さらに、その映像を現地で目撃していたファンの様子を撮影した動画も発表されました。
そして6月30日、黛灰さんはTwitterで「黛灰は(現実に送り出される)(仮想に再構築される)」というアンケートを開始。結果的に53,828票が集まり、5:5の同率となりました。
黛灰は
— 黛 灰(まゆずみ かい)@にじさんじ (@mayuzumi_X) June 30, 2021
この結果を受け、生配信で黛さんは「(視聴者は選択を)選ばなかったんだ。俺に考えさせるため。まさかこうなるなんて、思いもしなかった」と発言。「もしかして、俺が済むべき世界はこの向こう側がじゃないかもしれない」と、活動復帰を思わせるような独白を行っていました。
配信後、Twitterのアイコンやプロフィールなどが正常のスタイルに戻ったことから、黛灰さんは通常の配信活動に復帰したと思われます。7月1日(木)には、これまでのスーパーチャットやボイス代から集めた1,000万円分を児童養護施設に寄付したと語っています。
前に配信上でも相談させてもらったんだけど、自分の活動を通じて得たもので児童養護施設に支援をしたいと前々から考えてて、今回、君たちの住む世界の児童養護施設に1000万円分の寄付をさせてもらったことを、ボイス代やスーパーチャット代などの使用報告も兼ねて報告させてもらうね。
— 黛 灰(まゆずみ かい)@にじさんじ (@mayuzumi_X) July 1, 2021
今回の一連の黛灰さんの動向は、2020年10月に引退されたVTuber出雲霞さんの「おなえどし組」の物語の流れを汲んだ内容となっており、2018年から連綿と続くドラマとなっています。今後も、こうしたファンを巻き込むリアルタイムでの展開が起こるのか、注目したいところです。
(参考)Twitter