「VRChat」に最新アプデ導入。「Unity」が「2022.3.6f1.」に移行しパフォーマンス向上

ソーシャルVR「VRChat」が、バージョン2023.4.1にアップデートされました。使用されるゲームエンジン「Unity」のバージョンが「Unity 2022.3.6f1.」に移行します。

「VRChat」はこれまで「Unity 2019」で動作していました。今回、ゲームエンジンのバージョンが大幅に更新される形です。発表によると、新バージョンへの移行後はパフォーマンスの向上。具体的にはフレームレート（FPS）が5～20程度、上昇する見込みとのこと。FPSは全プラットフォーム（PC版、Meta Quest版、Android版）で上昇しますが、PC版が一番大きな恩恵を受けるそうです。

記事執筆時点（10月25日）では、プレイヤーは現行のSDKを使用して（Unity 2019のまま）アバターやワールドを「VRChat」上にアップロードすることができます。コンテンツのアップデートが必要になった際や「Unity 2022.3.6f1.」向けのSDKをリリースする際には、改めて告知を行うそうです。

なお、今回のアップデートでは不具合に関する対応も行われています。「Buffer particles（バッファパーティクル）」が「Unity 2019」で再度正しく動作するようになったほか、デバイス内ディスプレイが傾いているヘッドセット（Pimaxなど）で、HMDの回転が特定のアングルで反転する問題などが解消されました。

その他の不具合解消など、バージョン2023.4.1のパッチノート全文はこちら（英語）
https://docs.vrchat.com/docs/latest-release