複数のVTuberグループを運営し、2024年4月にも多くのVTuberをデビューさせたことで話題となったBrave group。その一方で、以前から事業展開していたメタバースに関しても急速に施策を打ち出しています。
（VRChatワールド「Mirai Magical Academy」より）
Brave groupは2022年より株式会社MetaLabを設立し、メタバース開発エンジン「Brave Engine」などによるメタバース事業を展開してきました。サービスのひとつにメタバース空間で専門的な技術が学べる「MEキャンパス」があり、開校初の第1期卒業式も行われました。
新たに発表されたのは、英語圏に特化したVTuberプロジェクト「V4Mirai」のVRChat上にオリジナルワールド「Mirai Magical Academy」です。「英語圏のVTuberコミュニティ」を拡張していきたいというビジョンのもと開発されており、今後ワールド上でのコラボ配信やファン参加型イベント、ファン同士で遊んで楽しめる機能拡張などを予定しています。
メタバースプラットフォームに特化したコンテンツレーベル「BEverse（ビーヴァース）」も設立。メタバース上でのIPコンテンツの開発やクリエイターの発掘と育成などを掲げており、第一弾としてフォートナイトの開発・受託サービスの提供を開始するとのこと。なおBrave groupでは、これまでにフォートナイト上で「松竹お化け屋本舗」の共同プロデュースによる「【呪園 Ju-en】the Cursed Park」をリリースしています。
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さらに、バーチャル空間のポップアップストア「FAVii POP!!」のサービスも提供開始。第1弾として、キャラクターとクリエイターのコラボサービス「FUN×FANコラボ」のバーチャルポップアップストアが期間限定でオープンします。
4月22日、「Brave Engine」には、OpenAI API（GPT-3.5、GPT-4）を連携したAIアバターやパブリックビューイング向けの新機能が実装されました。AIのユーザーとの会話における受け答えが柔軟になり、バーチャル空間内のスクリーン一括操作と「ワールドチャット」機能もできるようになりました。
これまで自社の「Brave Engine」で開発してきたBrave groupでしたが、そのノウハウを活かし、ユーザー数の多いFortniteやRoblox、VRChatなどに視線を向け、サービスを展開し始めています。4月にはVTuberの大量デビューもありましたが、こちらもあわせて今後どのような動きがあるかにも注目です。
（参考）プレスリリース（Mirai Magical Academy、BEverse、FAVii POP!!、Brave Engine 新機能）
