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ソーシャルVRプラットフォーム大手のVRChatがHTC Viveをキーパートナーに

※本記事は、2017年9月21日にHTC社公式ブログに掲載されたMatthew Gepp氏の記事を翻訳したものです。

VRChatは、リードインベスターおよび戦略パートナーとしてHTC Viveを迎えたことを発表いたします。HTCはVRChatに400万ドルの投資を行い、シリーズA投資ラウンドをリードします。このラウンドにはBrightstone VC、GVR Fund、Rothenberg Venturesも参加しています。

「私たちの目標は、ソーシャルVRを誰もが自分の好きな形で楽しめるようにすることです。HTCとのパートナーシップ締結は目標達成に向けた大きな前進であり、ソーシャルVRの進歩への追い風となるでしょう」
―― VRChat CEO、Graham Gaylor氏

HTC Viveの投資はVRChatのメタバースの発展を、消費者と企業の両面から促進し、拡大を続けるユーザーコミュニティのサポートを支えることになります。Viveは最近値下げを行ったこともあり、人々がVRを体験しVRChatに飛びこむまでの敷居はぐっと低くなりました。VRChatは9月21日からViveportで配信を開始します。

創造力あふれるユーザーコミュニティ

VRChatでは、足を踏み入れるたびに違う体験が待ち受けています。自分が作った世界やアバターや体験を他の人と共有してソーシャルVRを楽しめる仕組みなのです。すでにユーザーコミュニティがUnityを利用して作った、多種多様なワールドやゲーム、イベントが存在しています。中には現実に存在する場所をそっくり再現したものまであります。

「雲の上の自宅でディナーパーティ」

またアバターも普通のものから奇抜なものまで、実にさまざまなものがユーザーによって持ち込まれています。待ち合わせ場所として利用されている中心世界「The Hub」を歩けば、額縁からアバターが飛び出してきたり、VR内なのにViveヘッドセットをかぶったアバターが歩いていたりと、驚くような光景に出会うことも珍しくありません。

VRワークプレイスのパイオニアとして

弊社は、何事にも普通とは少し変わった形で取り組みたいと思っています。スタッフは全員リモート勤務。世界各地で仕事をしています。弊社のオフィスはVR世界にあります。ミーティングはVRChat内で行いますし、実際スタッフのほとんどはユーザーコミュニティの出身者です。VRでは何年も一緒に仕事をしてきた同僚だけど、現実世界で顔を合わせるのは初めて、などということもよくあります。最高のソーシャルVR体験を作るには、没入できる環境がなくてはいけません。それがVRChatの目指しているものです。

「未来を生きる――VRで一緒に働く」

「こんな風に、ひとつのプロジェクトに情熱と才能と魔法が絶妙なバランスで集まっていると感じたのは、Blizzardに入社したての頃以来です。HTC ViveがVRChatと同じ夢を追いかけてくれるとなれば、本当に凄いものが作れるでしょう!」
―― VRChat、Chief Creative Officer、Ron Millar氏

驚きから参加に

初めてVRChatを訪れた人はまず驚きますが、友達を作り、さまざまな世界を探検し、キャプチャー・ザ・フラッグなどのゲームを遊ぶうちに、たちまち温かく親切なコミュニティに溶け込んでいきます。ほどなく、それまでUnity3Dを触ったこともなかった人が、使い方を覚えてワールドやアバターを作ろうとしはじめます。たった一度VRChatに入ってみたことがきっかけで、これだけの変化が起きるのです。


「友達と一緒にキャプチャー・ザ・フラッグ」

VRパブも営業中

ディナーパーティで友人に、VRのキラーアプリは何かと訊かれたことがありました。私は、現実世界の「キラーアプリ」は何だと思う? と聞き返しました。こんな風に友達と集まってわいわいやることかな、とその友人は答えました。だからVRChatでの交流は非常に魅力的なのでしょうね。
―― VRChat、CTO、Jesse氏

VRChatの中で特にすばらしいワールドの一つがThe Great Pugです。Owlboyが作成しZarniwoopとRomthirtyが運営するVRパブで、VRでの交流活動が独自の場を形作るまでになった好例といえます。ここでは自作の宇宙ステーションを運営し多数のソーシャルイベントを主催するLaoziがカラオケ大会を開いたり、Mckmuzeが音楽パフォーマンスを披露したりと、いつも何かが起きています。大きなイベントのない夜でも、腰を落ち着けておしゃべりを楽しむ相手には事欠きません。VRChat開発の励みともなっています。

「The Great Pugでちょっと息抜き」

「これからのソーシャルVRは、日常と非日常の両方を、斬新で心躍るような形で、他の人と一緒に体験できるものになっていくと思います。私は聖パトリックの祝日を、四つ葉のクローバーと踊り、喋るフクロウに酒を注いでもらいながら過ごしました。これこそ本当に生きてるってことだと思いましたね。今まで私がVRChatで見聞きしてきた信じられないような物事の数々を集めたら、ちょっとした小説が書けるぐらいです」
―― マーケティング担当兼コミュニティマネージャー、VRPill氏

ユーザー主催のイベントの数々

VRChatではすでにユーザー主催で多数のイベントが行われており、その数は増えるいっぽうです。Naticusは隔週で「What’s in the Box」という雑学クイズショーを主催し、VR系ポッドキャストで人気のReverend Kyleも声で出演しています。Gunterによる「Gunter’s Universe」は、おそらくVR内トークショーとしては最長寿番組です。VRジムでは毎週スクワット教室も行われています。これはGhosterとDoublegooseと、(星辰が正しい位置につけば)Darrenが運営しています。Nomono、Poplopo、Psychの「Endgame」は現実世界のさまざまなトピックについて深く議論するトークショーです。GM3は「The Infinity Art Gallery」と題して毎月異なるテーマで収集したアート作品を展示しており、PKは最近、有名アーティストの Beepleの協力を得て、世界規模の巨大デザインコンペティション「Be That Little Dude」を始めました。他にも沢山のイベントが続々と企画されています。詳しくは イベントカレンダーをご覧ください。

Unityの力を活用

「Unity用SDKで自作のインタラクティブ要素を追加」

VRChatはUnityゲームエンジンを基盤としています。ゲーム開発ツールとして広く使われており、VRへの対応にも力を入れているというのが主な理由です。Unityアセットストアで3Dモデルを購入し、弊社が提供するSDKを使えば、すぐにVRChatのアバターやワールドとして利用することができます。

ユーザーコミュニティと共に未来を作る

「VRChatのコミュニティは創造力豊かで親しみやすい人たち」

VRChatの将来のヴィジョンを考えていくうえで、コミュニティは欠くことのできない存在です。これまでにもCannyポータルやDiscordの#feature-requestsチャンネルを通じて数えきれないほどの貴重なフィードバックを寄せてもらいました。重要な要素はデザイン段階からユーザーの声を取り入れています。たとえば、新規ユーザーが最初に足を踏み入れるエリアとなる「The HUB」がいい例です。ここはユーザーの創作活動を応援し、広めるように作られています。初心者に役立つ情報を提供したり、主なコミュニティイベントを紹介する場でもあります。

自分のワールドやアバターやイベントにスクリプトや機能を追加する方法はすでにユーザーによって考案されているのですが、近いうちに公式なビジュアルスクリプティング機能が追加されて、ずっと便利になる予定です。VRChat内ではBattle Discs、Steel ’n’ Gold、Bowlingといったさまざまなゲームが遊べるようになっていますが、次はユーザーがそれを土台に独自のゲームを作れるようにしていきます。他にも、車を運転したり、変化を保持したり、ゲーム内で何かを作れたりといった楽しい機能を色々テストしています。近いうちにコミュニティに公開するかもしれません。

VRChatのこれから

開発チームとユーザーコミュニティに加え、HTC Viveの頼もしい協力が加わったVRChatは、言うなれば使い慣れて手になじんだ大きな袋にクールで新しい物を詰めて、開けられるのを待っているという状態です。もちろん既存の機能についてもどんどん改良を進めています。ユーザーの皆さん、いつもフィードバックとご協力をありがとうございます。開発の進捗については随時お知らせしていきたいと思います。どうぞVRChatを楽しんでください。メタバースでお会いしましょう!

この機会にVRChatコミュニティに参加したいと思われた方は、 Discordチャンネルにどうぞ。メールでのお問い合わせは[email protected]で承ります。

※本記事はHTC社より許可を頂き翻訳・掲載を行っています。

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