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VRChat 2022.11.21

VRChatで使える無料アバターを紹介! おすすめアバターワールドもピックアップ

魅力的なワールドに、多種多彩なイベント、ほかのユーザーとの交流など、たくさんの楽しみがあるソーシャルVR「VRChat」。

そしてVRChatといえば「アバター」も外せません。VR空間における自分の「体」であり、他ユーザーとコミュニケーションする際には相手から見える姿。自ら好きな姿を作成したり、販売されているアバターを改変したりしている人も数多くいます。

しかし、一から3Dモデルを作るにはモデリングの知識が欠かせません。アバターの改変ならまだ初心者でも取り組みやすいですが、それでもUnityをインストールして操作する必要があります。何も知らない状態から始めるにはハードルが高いと言わざるを得ません。

そこで本記事では、VRChatで無料で使えるアバターをご紹介。

VRChatを始めて間もない人でもすぐに変えられるPublicアバターや、誰でも使える見本アバター、無料公開されているアバターなどを紹介します。

目次

1. パブリックアバターがあるワールドへ行こう!
1-1. アバターワールドのパブリックアバターを使う
1-2. 有料アバターの展示ワールドの「見本」を使う
ゲームのキャラクターのアバターを見かけたのだけれど……?
2. 無料配布のアバターを使おう!
3. 無料でアバターを作ろう!
好きなアバターで、楽しいVRChat生活を!

1. パブリックアバターがあるワールドへ行こう!

初心者がすぐにでも利用できるアバターとしては、VRChatのワールド上で公開されている「パブリックアバター」がまず挙げられます。

VRChatでメニューを開くと、「Avatars」の項目の中に「Public」の欄があり、そこに並んでいるアバターは誰でも着替えることができます。宇宙人やホットドッグなど、ワールドを散策していて見覚えあるアバターも多いのではないでしょうか。

ただ、このメニュー内にデフォルトで登録されているアバターの種類には限りがあります。「正直、自分好みのアバターがない……」という方もいるでしょうし、もう少し選択肢が欲しいところではありますよね。

そこでおすすめしたいのが、ワールド上で公開されているパブリックアバターです。

いわゆる「アバターワールド」と呼ばれるワールドにはたくさんのアバターが展示されており、その場で着替えることができます。また、有料アバターの展示ワールドでは、販売されているアバターの「見本」に着替えることも可能です。

いずれもVRChat上ですぐに着替えることができますし、選択肢も豊富。初心者がいろいろなアバターを試すには、うってつけのワールドだと言えます。具体的にはどのようなワールドとアバターがあるのか、いくつかの例を挙げつつ見ていきましょう。

1-1. アバターワールドのパブリックアバターを使う

まずおすすめしたいのが、パブリックアバターが公開されているアバターワールドです。

VRChatのワールドメニューを見ると「Avatar World」の項目があり、そこに並んでいるワールドにはさまざまなアバターが展示されています。ワールドを訪れ、展示されているアバターを選択すると、その場で即座に選んだアバターに変身できます。

アバターワールドを利用する際には後述する注意点もありますが、VRChatには魅力的なアバターを無料で公開・展示してくださっているアバター制作者の方がいます。ありがたく使わせてもらいつつ、もし興味を持ったら、同じ制作者さんの有料アバターもチェックしてみてください。

Himiko Avatar World」は、チュートリアル系のワールドにもポータルが置かれていることの多い、初心者におすすめのアバターワールド。このワールドのアバターはすべて権利者の許可のもと設置されているため、安心して使わせてもらうことができます。

作者:ひみこさん(@bbbbb_himiko

同じ作者さんによる「Himiko Avatar World:Quest」は、Quest対応アバターを集めたワールド。Meta Quest 2ユーザーの方はぜひアクセスしてみてください。

1-2. 有料アバターの展示ワールドの「見本」を使う

アバターを展示しているワールドの中には、有料アバターを取り扱っているワールドもあります。先ほどご紹介したのは「無料で使えるパブリックアバターの展示ワールド」でしたが、ここで取り上げるのは「有料アバターの『見本』の展示ワールド」です。

これらのワールドには主にBOOTHで販売しているアバターの「見本」が展示されており、その場で着替えることが可能。ただし「見本アバター」ですので、体に「SAMPLE」の文字が書かれていたり、アバターの販売情報の説明書きが頭の上に浮かんだりしています。


(「ロポリこん」の試着用アバター:制作者midori

有料アバターを試したい人のための、いうなれば「試着品」のようなアバターですね。お試しではありますが、実際に着替えて使えます。「自分でアバターをアップロードできるようになったら、この子をお迎えするんだ……!」という思いで見本アバターを使っている人もいるようです。

以下の「Avatar Museum」をはじめとするワールドには多種多彩な魅力を持ったアバターが展示されており、見て回るだけでも楽しめるはず。自分好みのアバターがないか探しつつ、見本をいろいろ試してみて、ゆくゆくは有料アバターを迎えてみてはいかがでしょうか。


Avatar Museum 6


mio3io Avatar World


ひゅうがなつみかんAvatarWorld

「アバターワールド」とはまた別ですが、VRChat上でたびたび開催されている世界最大級のVR展示即売会「バーチャルマーケット」のワールドもおすすめ。

夏や冬などの期間限定で開催されるイベントですが、終了後しばらくすると会場となったワールドがアップロードされ、ブースを見て回ることができるようになります。「Vket」でワールド検索してみてください。

博物館のような空間でアバターを見る展示ワールドも良いですが、バーチャルマーケットでは「展示ブース」もひとつの作品として見て回る楽しさがあります。服やアクセサリーも一緒に展示しているブースが数多くありますので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

ゲームのキャラクターのアバターを見かけたのだけれど……?

VRChatでは数々のアバターワールドが有志によって公開されていますが、気をつけてほしいのが、権利の問題です。

ワールドを散策していて、「ゲームのキャラクターそっくりのアバター」あるいは「人気VTuberのMMDモデル」を使っている人を見かけたことがある、という人もいるのではないでしょうか。

高精度で再現された自作モデルである可能性もゼロではありませんが、権利的に危ういケースも十分に考えられます。ゲームのデータを何らかの方法で流用してアバターとして使っていたり、あるいは規約でアバター利用が禁止されているMMDモデルを使っていたり。

残念ながら、このようなアバターがワールド上で公開されているケースもVRChatではしばしば見受けられます。権利的に怪しいアバターをもし見かけた場合は、決して使わないようにしてください。

(※一方で、ゲームが公式に配布しているアバターや、二次創作ガイドラインを守って制作されたアバターがBOOTHで公開・販売されているケースもあります。好きなキャラクターのアバターを使いたい人は、そのような権利的に問題のないものを購入・利用しましょう)

2. 無料配布のアバターを使おう!

pixivが運営する創作物の総合マーケット「BOOTH」では、VRChat向けに制作された3Dモデルが数多く販売されています。

試しに「3Dキャラクター」で検索してみると、その数なんと6,000以上(2022年11月現在)。もちろんすべてがVRChatを想定したものではありませんが、数多くのアバターが制作・販売されている現状があることは間違いありません。

アバターの価格はピンキリですが、今回注目したいのは、無料で公開されているアバター。ありがたいことに、BOOTHではハイクオリティの3Dモデルを無料公開しているクリエイターさんもおり、ダウンロードしてアバターとして使うこともできるのです。

ただし、アバターをアップロードするためにはUnityを使わなければなりません。少々ハードルが高く感じられますが、中にはアップロード手順をアバターのデータファイルにまとめてくれているクリエイターさんもいます。手順通りに操作すれば難しくはありませんので、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ここからは無料アバターの例として、5体のアバターをピックアップして紹介します。

(※MoguLiveでも市販アバターアップロード指南記事を掲載しておりますので、そちらもあわせて参照ください)

ハオラン


https://booth.pm/ja/items/3818504

快活な少年のようなビジュアルのアバター。Quest対応。2022年4月に公開され、今年よく見かけたアバターの1体と言っても過言ではないかもしれません。BOOTHでは専用の衣装も多く販売されているため、アバター改変の第一歩にもおすすめです。

作者:かなリぁさん(@KANAlia123

RadDollV2

https://booth.pm/ja/items/3741802

大きなケモミミと、長い袖のシルエットが特徴のアバター。Questにも対応したVRChat向けのデータに加えて、NeosVR版も公開中。いろいろなVRサービスへ手軽に連れて行けることから、見たことのある人も多いのではないでしょうか。ちっちゃなSD版もかわいい。

作者:まおーさん(@tonomaoo

いぬいぬ


https://booth.pm/ja/items/3853613

しばいぬのアバター。等身の低い愛らしいフォルムとデザインが特徴で、テクスチャを変更して「黒しば」になることも可能。同じ作者さんのアバターとして、「こここ」「まろまげ」も無料で公開中です。動物アバターはいいぞ。

作者:ZuchiCornさん(@zuchicorn

DiSaronno

https://booth.pm/ja/items/1602756

ペストマスクを付けた異形のアバター。VRChatで見かけるアバターとしては背が比較的高く、その独特な風体も相まって存在感があります。「人外」かつ「背が高い」という特徴から、映る景色が目に見えて変わりますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

作者:メカニックさん(@Mech_Are_Nick

GameVketちゃん

https://store.vket.com/ec/items/6783/detail/

2021年に開催された、バーチャル空間のインディゲーム系即売会「GameVket」の公式キャラクター。クラウドファウンディングによって3Dアバター化が実現し、2022年9月に無料配布がスタート。Vket Storeからダウンロードして、自由に利用することができます。

作者:野牛さん(@ASSAULTFOX

3. 無料でアバターを作ろう!

ここまでにご紹介したのは「公開されている無料アバターを使う」方法でしたが、「オリジナルアバターを作って使う」方法もあります。

とはいえ、モデリングをしたことのない初心者が、Blenderなどのソフトを使うのはなかなかに大変。ですが一方で、モデリングの知識がない人でも、アバター作成ソフトを使ってオリジナリティを出すことは可能です。

日本国内のサービスとしては「VRoid Studio」が有名ですが、VRChatにモデルをアップロードする作業は若干複雑。専用のツールを使えばBOOTHの無料アバターと同じようにアップロードすることはできますが、初めてUnityを使う人には難しく感じられるかもしれません。

Unityを通さず、作ったオリジナルアバターを直にVRChatへアップロードできるサービスとしては「Ready Player Me」があります。

使い方は簡単。下記記事でも説明しているとおり、自分の顔写真をアップロードするとアバターが自動生成されます。再現度は少々怪しいですが、髪型・眉・瞳の色などの各パーツは調整可能。メールアドレスを登録すれば、VRChatにアバターをインポートできます。

また、カスタマイズしたアバターをVRChatへ直接アップロードできるサービスとしては、ほかに「Make Avatar」もあります。

こちらもUnityを使わず、スマホアプリだけでアバターの編集からアップロードまで完結できる手軽さが魅力。ただし、アップロードの際に有料チケットが必要となります。ある程度の出費は構わない方、アバターのデザインが好みの方は、こちらもご検討ください。

好きなアバターで、楽しいVRChat生活を!

基本的にはUnityを使わなければアップロードできないこともあり、「VRChatで好きなアバターを使う」のは、特に初心者目線では難易度が高いように感じられるかもしれません。

ですが、無理に最初からUnityの操作を覚える必要はありません。

まずはパブリックアバターをあれこれ試して、展示ワールドでいろいろ着替えながら気になるアバターがいないか探す。アバターをアップロードできるようになったら、有料アバターを買う前に無料アバターをUnityで読み込んで、手順を確認しながらアップロードする。

そのように段階を踏んでいけば最初からつまづくことはないでしょうし、クリエイターさんたちが作った種々様々なアバターの魅力を楽しみながら、自分の「なりたい姿」を見つけられるはずです。アップロードするだけならばUnityの操作も最小限で済みます。具体的な手順は下記記事で説明しているので参考にしてみてください。

初心者にもおすすめ! 鳥取県の観光を楽しむVRワールド

鳥取県中部にあり観光地としても多くの人が訪れる歴史ある街「倉吉」。
“白壁土蔵の街”としても知られ、江戸・明治期に作られた歴史的な建造物が多くあり、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

そんな倉吉が、バーチャル世界(VRChat)で体験可能に! はじめてのメタバース体験にもおすすめです。
VR機器だけでなく、PC・スマホからもアクセス可能。詳細は下記ページにて。

・「バーチャル倉吉」概要紹介、入場方法ページ
・「バーチャル倉吉」VRChatページ

※「バーチャル倉吉」は、MoguLiveを運営する株式会社Moguraが開発しています。


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