ソーシャルVR「VRChat」の公式サイトで、最新のデベロッパーアップデート情報が公開されました。今回の発表では、PCVR版「VRChat」に、ハンドトラッキング機能を導入する計画などが告知されました。
「VRChat」は現在、Meta Questシリーズ版にハンドトラッキング機能が実装されており、コントローラーを使わない操作や各種表現（手を開いたり指を曲げたりする）が可能です。
今回の発表によると、まずは「SteamVR」に同機能を実装する予定とのこと。ハンドトラッキング時の操作システムも改良され、入力ミスの低減や、メニュー操作の簡易化も行われます。（なお、5月現在、PC版「VRChat」では、VRデバイスとPCを接続するアプリ「Virtual Desktop」を使うことでハンドトラッキングを使用できます）。なお、具体的な実装日は未定です。
また、「SteamVR Input 2.0」に対応し、ハンドコントローラーのボタン設定をすべて変更（好みの機能に割り振り）可能になる方針も発表されました。VALVE INDEXコントローラーの指トラッキングの精度も向上するとのこと。QuestやPICOシリーズのコントローラーの場合は、ジェスチャーが無効になっていても、指を動かせます。
ペンやコップといったアイテムを拾った際に“掴み”をキープできる「自動ホールド」機能も導入予定です。現在の「VRChat」では、ワールド内でアイテムを拾った後、掴みボタン（トリガー）を押し続ける必要がありますが、「自動ホールド」を有効化した際は、一度トリガーを押すと、そのまま掴み動作がキープされるようになります。
β版の日本語化は近日中
近日中、ベータ版「VRChat」メニュー画面の完全ローカライズ（日本語化）が導入されることも発表されました。「VRChat」では以前から日本語対応作業が行われていましたが、翻訳されているのは項目の説明文やログイン画面といった一部テキストに限定されていました。このアップデートで、より国内ユーザーが「VRChat」を遊びやすくなると思われます。
（参考）VRChat
