2021年6月16日、ソーシャルVRアプリ「VRChat」がアップデートされ、アメリカ、ヨーロッパ、日本を対象にした地域別サーバーが導入されました。ワールドの作成時に、居住地域に近いサーバーを選ぶことで、より低いPingの環境で「VRChat」を楽しめるようになります。
また今回のアップデートから、すでに存在するワールドをメニューなどから選ぶ際、サムネイル画像に、サーバーの地域を示す国旗が表示されるようになりました。
公式サイトでは、最適なサーバーを選ぶことでレイテンシが短縮され、音声や動きのズレが最小化されると説明されています。
We've released VRChat 2021.2.4 – You can now choose a regional server location for your instances! See the full patch notes for more info: https://t.co/Z6nXMcHsN9 pic.twitter.com/0HbkcrMlT4
— VRChat (@VRChat) June 16, 2021
アップデートでは、viseme processingでのパフォーマンス最適化など、ほかにも様々な修正や改善が行われています。パッチノートの全文はこちらから確認できます。
「VRChat」は、VR空間内にアバターでログインし、多人数でコミュニケーションできるサービスです。2019年後半までの同時接続数は7,500~8500人程でしたが、コロナ渦において利用者数が急増し、2020年11月には同時接続ユーザー数が過去最大の24,000人に到達しています。
「VRモード」と、PCのみで遊べる「デスクトップモード」が用意されています。対応VRヘッドセットはHTC VIVE、Oculus Rift、VALVE INDEX、Oculus Quest(Quest 2)など。
(参考)Twitter、VRChat 公式サイト