Meta Quest 3のSteamシェア率が約15%に VALVE INDEXと並ぶ

PCゲームプラットフォームSteamによるハードウェア&ソフトウェア調査の2024年4月版が公開されました。VRヘッドセットの調査では、Meta Quest 3の利用率がVALVE INDEXとほぼ同等（約15%）まで上昇したことが判明しました。

ハードウェア&ソフトウェア調査は、ユーザーのハードウェアとソフトウェアの使用状況を定期的に調査するというもの。ユーザーのOS、メモリ、ビデオカードやプロセッサのメーカー、ディスプレイ解像度、言語、および使用しているVRヘッドセットなどです。調査対象は無差別で、Steamを起動すると参加可否のアンケートが表示され、承諾した場合のみユーザーの環境情報が自動で収集されます。

Steam調査によると、4月時点のMeta Quest 3の利用率は15.49%だったとのこと。4月のVRヘッドセット利用率の順位は、Meta Quest 2（1位/38.03%）、VALVE INDEX（2位/15.92%）、Meta Quest 3（3位/15.49%）。Quest 3の利用率の上昇が続いた場合、近いうちにINDEXのシェア率を上回る見通しです。

VALVE INDEXは2019年に発売されたPC向けVRヘッドセットで、当時としては高いディスプレイ解像度（2880×1600）と、利用者の指の動きを認識できるコントローラーによって多くのVRユーザーからの注目と支持を集めました。ただ発売から約5年が経過した現在、在庫が少なくなっており、国内代理店である株式会社KOMODOの公式ストアでは品切れの状態が続いています。

Steamでは、INDEXはQuest 3の発売直前である2023年後半に利用率がピーク（約21%）に達し、その後はシェア率が減少しつつあります。これは、INDEXユーザーの一部がQuest 3に“乗り換えて”いることを示唆していると思われます。