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ゲーム・アプリ 2021.03.21

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(3月14日~3月20日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は2021年3月14日~3月20日間の関連ニュースが対象です。

目次

1. 「Ven VR Adventure」の非VR版が開発中。PSVR、Quest版は間もなく
2. 名作「BioShock」を「Half-Life: Alyx」で再現したMODの完全版が公開
3. VRアクション「Carly And The Reaperman」Quest版の発売日が決定
4. VRリズムシューター「Pistol Whip」新たなシネマティックキャンペーンが開発中
5. VR立体パズル「Cubism」Quest版がハンドトラッキング操作に対応
6. ハクスラアクションRPG「ヘルゲート:ロンドン」のVR版が3月発売予定
7. 「イモータル・レガシー 不滅の禍」SteamでPC向けVR版が発売
8. VR”ハチャメチャ”交通整理ゲーム「Traffic Jams」発売日決定

「Ven VR Adventure」の非VR版が開発中。PSVR、Quest版は間もなく

ポーランドのインディースタジオMonologic Gamesは、VRアクションゲーム「Ven VR Adventure」の非VR版の開発が進行中であることを発表しました。2021年第4四半期の発売を予定していて、SteamではVR版とは別のストアページも開設されています。

「Ven VR Adventure」は巨悪ブルース・ネルソンの野望を打ち砕くため、少年ヴェンと協力しながら不思議な世界を冒険していくVRアクションゲーム。

2020年12月、SteamでPC向けVR版が発売。他にOculus Quest/Quest2、PlayStation VR(PSVR)向けにも発売が予定されています。Monologic Gamesによれば、それらの発売は非VR版よりも先になるとのこと。同スタジオが今月、Discordチャンネルにて発言した内容によれば、4月中が有力である模様です。

(参考)VRFocus

名作「BioShock」を「Half-Life: Alyx」で再現したMODの完全版が公開

VRFPS「Half-Life: Alyx」にて、1人称アクションRPG「BioShock(バイオショック)」を再現したMODの完全版がお披露目されました。

「Return to Rapture」と名付けられたこのMODは、「Half-Life: Alyx」のアセット類を駆使して「BioShock」の舞台となった海底都市「ラプチャー(Rapture)」や強敵「ビッグ・ダディ」を始め、象徴的な要素の数々を再現し、さらにはストーリーも導入した本格的な内容。8つの章に分かれて構成されているなど、本編の流れはオリジナル版と若干異なりますが、実際にプレイした米メディアUploadVRのレポートによれば、非常に完成度の高いMODになっているとのことです。

また、「BioShock」の象徴でもある無線機の音声ログ、メモ類も用意されていて、前者は実際に手に取れば音声が流れる模様。開発者はこのためにプロの声優も雇い、演出の再現に取り組んだことがUploadVRにて報じられています。
MODのダウンロードなど、詳細はこちら。

(参考)UploadVRSteamコミュニティ

VRアクション「Carly And The Reaperman」Quest版の発売日が決定

VRアクションゲーム「Carly And The Reaperman」のOculus Quest/Quest2版が2021年4月15日(※日本時間:4月16日)に発売となることが発表されました。併せてOculus Storeではストアページも開設されています。

「Carly And The Reaperman」は2018年にSteam、2019年にPlayStation VR(PSVR)で発売された、3人称と1人称が混在した視点が特徴のVRアクションゲーム。冥界へと迷い込んでしまった少女「カーリー」となって、巨大なガイコツ「リーパーマン」と協力しながら脱出の手がかりを探っていきます。
販売は「アングリー・バード VR:アイル・オブ・ピッグズ」、「Blaston」などで知られるResolution Gamesが担当。またSteam、PSVR同様、日本語にも対応します。

(参考)UploadVR

VRリズムシューター「Pistol Whip」新たなシネマティックキャンペーンが開発中

VRリズムシューター「Pistol Whip」の新たなシネマティックキャンペーンが開発中であることが発表されました。

これは2021年3月15日から3月19日にかけ開催された「GDC Showcase」において、開発のCloudhead GamesのCEO、Denny Unger氏が明らかにしたもの。いわく西部開拓時代をモチーフにしたシネマティックキャンペーンの開発を進めており、5つのシーン、新たな武器、ボスなどが登場するとのことです。具体的な実装の形態、時期に関する発言はありませんでしたが、前回の「Pistol Whip 2089」に続き、さらなる本編の拡張が予定されていることに期待が膨らみます。

「Pistol Whip」は、楽曲のリズムに合わせ銃撃を決め、アクション映画の主人公のように華麗に敵を倒していくVRリズムシューター。Steamのほか、Oculus Store(Rift / Quest)で販売中です。

「Pistol Whip 2089」は2020年12月実施の大型無料アップデートで実装された、いわゆるストーリーモード。プレイヤーは主人公のジョン・アシモフとなり、武装蜂起した殺人ロボットの軍勢を撃退しながら、全5章のストーリーを追体験していきます。

(参考)UploadVRVRFocus

VR立体パズル「Cubism」Quest版がハンドトラッキング操作に対応

VR立体パズル「Cubism」のOculus Quest/Quest2版がアップデートされ、ハンドトラッキング操作に対応しました。併せて、この新しい操作を紹介するトレイラーも公開されています。

「Cubism」は2020年9月18日にSteam、Oculus Store(Rift / Quest)で発売されたVR立体パズルゲーム。色とりどりのブロックを型へはめ込み、立方体の完成に挑みます。禅に着想を得た落ち着きのあるグラフィック、クラシック曲のピアノアレンジを主体とした音楽が特徴。また、触るだけで瞬時に理解できる取っ付きやすく、単純明快なゲームルールもセールスポイントとなっています。

ハンドトラッキング操作は当初、Oculus Questのサイトローディングアプリ「SideQuest」にて公開していた無料体験版の時点で対応していましたが、製品版は技術的な都合により、カットして発売。その後、開発者のThomas Van Bouwel氏は問題の解決に取り組み、今回の実装へと至りました。そのため、アップデートには操作感、当たり判定の再調整と修正も含まれています。

(参考)VRFocus

ハクスラアクションRPG「ヘルゲート:ロンドン」のVR版が3月発売予定

ハック&スラッシュ(ハクスラ)の代名詞として名高い「Diablo(ディアブロ)」シリーズに携わった元クリエイターたちが開発し、話題を呼んだアクションRPG「HELLGATE: London(※邦題:ヘルゲート:ロンドン)」。
そのVR版「Hellgate VR」が2021年3月、Steamで販売予定であることが発表されました。既にストアページも開設されていて、ヘッドセットはHTC Vive、Oculus Rift(Rift S)に対応。言語も表示、音声共に日本語に対応しているとのことです。

「Hellgate VR」は悪魔たちの襲撃により、イギリス・ロンドンの地下シェルターへと追い込まれた人類が自らの存続をかけた死闘に挑むストーリーを描くVRシューティングゲーム。オリジナル版の3DアクションRPGからジャンル、システム面共に一新されていますが、退廃的な世界観、続々と襲い来る悪魔の軍勢と戦う熾烈、かつ爽快感溢れる戦闘は健在。ヘリコプターに搭乗して悪魔と戦ったり、激流を下ると言ったVR特有の臨場感あふれる場面も用意されており、全く新しい「ヘルゲート:ロンドン」の世界を楽しめる作りになっている模様です。

(参考)Steam

「イモータル・レガシー 不滅の禍」SteamでPC向けVR版が発売

2019年にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)より、PlayStation VR(PSVR)専用タイトルとして発売された「イモータル・レガシー 不滅の禍」のPC向けVR版が2021年3月19日、Steamで販売開始となりました。価格は税込1,320円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。またPSVR版同様、日本語にも対応しています。

「イモータル・レガシー 不滅の禍」は特殊部隊所属の軍人「タイヤ」が、暗殺された母親と自らの呪われた過去を解き明かすため、怪物が跋扈する謎の島「瀛洲島」を探索していくVRホラーシューティングアドベンチャーゲーム。アクションとパズル、ホラー要素がバランスよくまとめられた本編の構成、両腕で銃火器を始めとする武器を使いこなす操作スタイルが特色。Zレーティング(18歳以上のみ対象)タイトルらしい鮮烈で、どこか美しくもある暴力描写も見所になっています。

PC向けVR版の販売は開発のViva Gamesが担当。また、2021年3月26日午前2時頃まではスペシャルプロモーションとして、10%割引の税込1,188円で販売されます。さらに2020年発売の非VR版とのバンドル「IMMORTAL LEGACY:THE JADE CIPHER DOUBLE PACK」もあり、こちらは33%割引の税込2,043円で販売中です。

ソフトウェア概要

タイトル

イモータル・レガシー 不滅の禍
(Immortal Legacy: The Jade Cipher[VR])

発売・開発元

Viva Games

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)

プレイ人数

1人

価格(税込)

1,320円(Steam

CERO

Z(18歳以上のみ対象)

VR”ハチャメチャ”交通整理ゲーム「Traffic Jams」発売日決定

VR交通整理ゲーム「Traffic Jams」が2021年4月8日、Steam、Oculus Store(Rift / Quest)で発売されることが発表されました。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality、Oculus Quest/Quest2。それぞれのストアページの情報によれば、日本語にも対応しています。

「Traffic Jams」はオランダのゲームスタジオLittle Chicken Game Company開発のVR交通整備ゲーム。信号機が存在しない世界で、プレイヤーは交通指導員として交差点に立ち、車両や歩行者がスムーズに通過できるよう誘導していきます。
やってくる車両、歩行者はそれぞれ個性付けが図られており、時々渋滞を起こしたり、他の歩行者との口論を始めるトラブルを引き起こすことも。また、ゾンビの大群が現れたり、隕石が降り注ぐと言った荒唐無稽な災害も発生し、その際には襲われないよう迎撃も試されるなど、もはや交通整理どころではない展開も多々用意されている模様です。

販売は「アリゾナ サンシャイン」、「After the Fall」で知られるVertigo Gamesが担当。主要なVRプラットフォームへの展開を掲げていて、PC、Quest以外にPlayStation VR(PSVR)版も発売予定。今夏を見込んでいるとのことです。

(参考)VRFocus


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