ローランド株式会社は、リアルタイムで声を変化させるボイスチェンジャーとして使用できる、ボイス・トランスフォーマー「VT-4」を10月19日に発売します。価格はオープン価格(10月17日時点、主要オンラインショップでは概ね26,000円前後で販売)です。
「VT-4」はマイクを接続して、ピッチ(音程)とフォルマント(人の声を特徴づける周波数成分)を調整し、自分の声を加工できるデバイスです。前モデルである「VT-3」のボイスチェンジャー機能はそのままに、音程補正専用のつまみをパネル中央に配置することで、シンプルでスムーズな操作となっています。また、パフォーマンスで役立つ20種類のエフェクトも搭載しています。
VT-3の初年度販売台数は国内外合わせて10,000台を予定。10月17日現在、主要ネットショップでは既に予約・初回分が完売しているケースもあります。
前モデルにあたる「VT-3」はVTuberでの利用事例も多数
最近では、たとえば男性が美少女アバターを試用し、そのうえで「恋声」などのボイスチェンジャーを使って声も女性化した「男性の女性バーチャル配信者」になる事例も増えており、一部では「バ美肉(ばびにく-バーチャル美少女受肉(※1))」とも呼ばれています。
バ美肉おじさんの代表として語られることが多いVTuber・魔王マグロナ氏は「VT-4」を使用した生放送を行っています(従来は前モデルのVT-3を使用)。
なお、VTuberに関するボイスチェンジャーの事例は、これまでにDJ・作曲家のDJ TECHNORCH氏によるボイスチェンジャーの使用法に関する解説動画などもアップロードされています。
(※1 宗教用語である「受肉」とは無関係の用語として使用されています)