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業界動向 2023.01.11

HTCから一体型XRヘッドセット「VIVE XR Elite」 4K・MR機能・メガネ型へ変形 法人向けは2023年後半に

2023年1月6日、HTCは、新型XRヘッドセット「VIVE XR Elite」を発表しました。メーカー希望小売価格は179,000円(税込)。事前予約は1月6日より開始されており、配送は2月下旬以降を予定しています。

新型ヘッドセット「VIVE XR Elite」

台湾に本社を置くHTC Corporationは、アメリカ・ラスベガスで開催中の「CES2023」にて、新型ヘッドセット「VIVE XR Elite」を発表しました。同社は2021年10月の「VIVE Flow」以来、ヘッドセットを発表しておらず、その動向に注目が集まっていました。

2022年10月には公式Twitterに新型デバイスと思われるティザー画像が投稿され、また同年12月には海外メディアに公式画像の提供や責任者のコメントが掲載されたことから、今回の「CES2023」にて新製品発表が行われると予想されていました。

今回発表された「VIVE XR Elite」は、リリースによると、解像度は両眼3840×1920ピクセル、最大視野角は110度、リフレッシュレートは90Hzとされています。ほかにも無段階のIPD(瞳孔間距離)の調整、焦点距離ダイヤル機能が採用されているとのこと。現時点でハンドトラッキングに対応しており、今後フェイストラッカー、アイトラッカーパーツも発売予定と公表されています。

本体重量はバッテリー込みで625g。バッテリー稼働は最大2時間。給電はUSB Type-Cで、30Wの充電速度に対応。さらにホットスワップ対応でバッテリーの取り外しができるため、体験を中断することなく別の電源やバッテリーに付け替え可能とのことです。

ゴーグル型からメガネ型への変形も可能

また、デフォルトでは従来のゴーグル型の形状ですが、バッテリーを外して専用のテンプルパッドをつけるとメガネ型にも変形可能。この状態でも、同様にケーブルから給電しながら利用できるとのことです。

公式サイトにて事前予約開始、法人向けは2023年後半に詳細発表

「VIVE XR Elite」は、公式サイトにて事前予約の受付を開始しています。ヘッドセット、コントローラー(2個)、ヘッドセットバッテリークレードルが同梱し、価格は179,000 円(税込)。2月15日までの事前予約特典として、ゲーム・コンテンツバンドルが付属。配送は2月下旬以降の予定と発表されています。

「VIVE XR Elite」は法人向けの提供も予定しており、詳細は2023年後半に発表する見通しです。

「VIVE XR Elite」スペック

解像度

片眼1920 x 1920ピクセル(両眼3840 x 1920ピクセル)

トラッキング

6DoF・インサイドアウト
(最大 10 x 10m のプレイエリア推奨)

リフレッシュレート

90Hz

視野角(FOV)

最大110度

オーディオ

デュアルマイク(エコーキャンセレーション)
内蔵スピーカー

入力

デュアル一体型マイク
音量ボタン
ヘッドセットボタン

プロセッサー

Qualcomm® Snapdragon™ XR2

ストレージ / メモリ

128 GB / 12 GB

インターフェース

1x USB 3.2 Gen-1 Type-C 側面ポート
1x USB 3.2 Gen-1 Type-C パワーポート
Bluetooth 5.2 + BLE
Wi-Fi 6 + 6E
(※Wi-Fi 6E対応状況は国により異なります)

センサー

4xトラッキングカメラ
16 MP RGB カメラ
深度センサー
加速度センサー
ジャイロスコープ
近接センサー

バッテリー

26.6 Wh バッテリークレードル
ホットスワップ対応
稼働時間2時間

マイク

デュアル一体型マイク

IPD(瞳孔間距離)

約54~73mm

(参考)HTCプレスリリース


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