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VR/ARを用いたトレーニングのVirtiが1,000万ドルを調達

VR/ARを用いたトレーニングソリューションを開発するVirtiが、IQ Capitalを中心にシリーズAで1,000万ドル(約11億円)を調達しました。

Virtiは今回の資金調達により、人間のパフォーマンスを向上させるための新技術の研究開発を行い、国際的な飛躍的成長の継続を目指します。今回の資金調達には、ロサンゼルスのシダーズ=シナイ・メディカル・センターやイギリスに拠点を置く新しい学習テクノロジーのVCファンドDescenture Capitalも参加しています。

Virtiの提供するトレーニングソリューションとは?

Virtiは、イギリスのNHS(National Health Service/国民保健サービス)の外傷・整形外科医であるアレクサンダー・ヤング博士が、2018年に立ち上げたスタートアップです。Virtiの技術は世界の色々な医療現場で導入されており、幅広く実施可能なトレーニングの機会を提供して患者の安全性を向上させています。また、大学、企業、公共機関などのトレーニングにも拡大し、危機管理やマインドフルネスなどのスキルの教育に使われています。

Virtiのトレーニングソリューションでは、VR/ARヘッドセットだけでなくモバイルやデスクトップデバイスを使ったインタラクティブなシミュレーションと、AIを駆使したデータ分析により、学習、トレーニング、パフォーマンスの最適化を支援することができる、とのこと。従業員のパフォーマンスを分析、測定、フィードバックすることで、従来主観的に評価されていたスキル(コミュニケーション、チームワーク、プレッシャー下での意思決定など)を、より客観的で測定可能なデータに変えることができます。

VirtiのCEO兼創業者であるヤング博士は次のように述べています。「Virtiの目標は、体験型学習を誰もが手頃に利用できるようにすることで、人間のパフォーマンスを最大化することです。対面式のトレーニングは常に高価で、eラーニングはしばしば興味をそそられません。Virtiは、ソフトスキル(意思疎通などをうまく行える能力)に焦点を当てたスケーラブルな深層学習技術を用いて、チームのトレーニングや学習方法などを改善することで、企業が従業員から最高の能力を引き出すことを支援します。」

パンデミック下での需要の急増

Virtiのディープラーニング技術はトレーニングの成果を最大230%向上させることができるだけでなく、個人や組織が遠隔地での柔軟な働き方へと世界的にシフトするのをサポートしています。昨年、効果的なリモートトレーニング方法への需要が加速したことで、Virtiの収益は978%増加し、同社の従業員数は2倍になりました。Virtiは近年、TIME誌の「Best Inventions of 2020」やFast Companyの「Most Innovative Companies of 2021」に選ばれるなど、多くの賞を受賞しています。

IQキャピタルのマネージングパートナーであるマックス・バウティン氏は次のようにコメントしています。
「eラーニングは過去5年間で大きな成長を遂げており、COVID-19によるリモートワークへの移行で需要は何倍にもなっています。Virtiのディープテックな体験型学習プラットフォームは、世界でも断トツに優れています。」

Virtiは通常のデスクトップベースのトレーニングソリューションとも競合しています。しかもVRを用いたトレーニングソリューションでは、5,100万ドルを調達したStriVRや3,510万ドルを調達したMursiunとより一層の競合関係にあります。

VR/ARヘッドセットを用いることでの学習効果

ヤング博士は次のようにも語っています。「当社のシステムは分析に関する特許を取得しており、VRヘッドセットを装着した人が何を見ているかを追跡することができます。そのため、マーケティングプラットフォームで見られるヒートマップデータのように、深いエンゲージメントを達成することができるのです。人々がどのように交流し、意思決定などを行っているかを組み合わせることで、現実の環境でどのようにパフォーマンスを向上させることができるかを予測し、それをダッシュボードで共有することができます。また、練習をしていないと、学習内容の80%を忘れてしまうという側面もあります。当社のシステムは、モバイルやVR/ARヘッドセットでアクセスできるので、ユーザーは最新の情報や学習を得ることができます。そのため、より長期間のスキルや知識を維持することが可能となります。」

(参考)TechCrunchIQ Capital


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