VictoryXRは、メタ(旧フェイスブック)のMeta Immersive Learningと協力し、2022年にデジタルツインキャンパスを米国内の大学で開設することを発表しました。Victory XRは、デジタルツイン技術を使って既存のキャンパスを高度に詳細かつ正確に再現し、遠隔地の学生がインタラクティブなキャンパス環境に没入できるようにする予定です。
2016年設立のVictoryXRは、米国アイオワ州に拠点を置く開発会社。VRを用いた教育製品を開発。これまでに240種類以上のVR体験を制作してきたとのこと。
2021年3月にはモアハウス大学と提携し、教育向けプラットフォーム「Engage」内に作られたキャンパスでリモート講義の開講を発表しています。
VictoryXRはMeta Immersive Learningの支援により、2022年にさらに10個のデジタルツインキャンパスを建設する予定です。この計画には、学生が移動や交流をしたり、学んだり、活動で競い合ったりすることができるデジタルツインの構築や、学生が遠隔でアクセスできるライブ授業も含まれます。
VictoryXRのCEOであるSteve Grubbs氏は、今回の計画について次のようにコメントしています。
「大学は、遠隔地の学生に対して研究室や学習を提供するためのより良い方法を求めています。2D画面の機能を超えて、VRのより没入感のある学習環境を提供することで、生物、化学、歴史などを学ぶ学生の学習体験を向上させることができます」
(参考)VictoryXR