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活用事例 2017.08.01

VAIO、VRソリューション事業に参入 VR企業に出資・事業提携を発表

VAIO株式会社(VAIO)は、VRサービスの創造に取り組む株式会社ABAL(ABAL)に出資を実施、および事業提携を発表しました。

VAIOは、VRソリューション事業に参入し、事業強化のためVRに関する開発・制作・運営のノウハウを持つABALをパートナーとして選択。持続的な関係強化・事業発展のために出資を実施します。

VAIOは、PC事業、EMS事業に続く第三のコア事業を「ソリューション事業」とし、PC事業でのVAIOの強みを生かすことで、ハード・ソフトサービスを組み合わせたソリューション提供を行うとのことです。ソリューション事業の第一弾が今回のVRソリューション事業となっています。

同社と事業提携を行うABALは、リアルタイムCGやVFX分野に強みを持つ「株式会社wise」、画像認識・位置測定・空間認識技術などを活用したソフトウェア、ハードウェアの企画や開発を行う「株式会社A440」、劇場映画を中心としたエンタテインメントおよび広告制作を行う「株式会社ROBOT」の3社で2016年に設立されたジョイントベンチャー企業です。

ABALの取り組みに関しては、2017年7月15日から開催されている空間移動型VR体験『ABAL:DINOSAUR(アバル:ダイナソー)』を公開しています。本作は、6500万年前の恐竜たちがいた世界が舞台となっており、自分の足で歩きながら恐竜の大きさや声を体験できるVRコンテンツです。

同コンテンツに採用されている「ABALシステム」は、VR空間内を歩いたり、触ったりを多人数で体験できる空間移動型VRシステムです。装着するのは、手足のトラッキングターゲットとヘッドマウントディスプレイのみで、歩きながらの体験をしやすい装いとなっています。

体験を行う空間には各位置にモーションセンサーがセットされており、ユーザーの位置情報と全身のアクションを感知します。センサーの台数を追加することでスタジアム規模までの対応が可能とのことです。アバルダイナソーは、8月27日まで「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」にて体験できます。

なお、VAIOが行うVRソリューション事業の具体的な詳細は追って発表がなされるとのことです。


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