ゲームエンジン「Unity」を提供するUnity Technologiesは、建築向けARソフトウェアを開発するVisualLive社を買収しました。VisualLiveの技術は、Unityの建設業界ら向けコラボレーションツール「Unity Reflect」の効率化とコスト削減に活用されます。
VisualLive社はアメリカを拠点とする設計・エンジニアリング・建設業向けにARソフトウェアを開発する企業。MRデバイス「HoloLens 2」やスマートフォン(iOS/Android)を用いて、リアルタイムのコラボレーションや現場からオフィスへのコミュニケーションを可能にするARソリューションを提供しています。
Unityは、ゲームエンジンで建築で使われているBIMのデータを読み込み、リアルタイムにレンダリングする建築向けVR/ARツール「Unity Reflect」を提供しています。「Unity Reflect」にVisualLive社の技術を組み合わせるとのこと。BIMデータのAR活用をさらに促進することを狙っているようです。
3D技術に関わる企業を続けて買収
Unityは2020年5月にVR/ARソリューション開発のFinger Food、同年12月にはモバイル向け3Dスキャン企業のRestAR社を買収しました。買収により、リアルタイム3Dサービスや3Dスキャンの展開が行われています。