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投資 2019.05.21

VR体験施設のTYFFONが約8.6億円調達、米ロサンゼルスに新施設

VR/AR技術を活用したエンターテイメント施設「TYFFONIUM(ティフォニウム)」を展開するティフォン株式会社の親会社・TYFFON社は、約780万ドル(8.6億円)の資金調達を実施しました。

今回の調達資金は、国内外へのティフォニウムの店舗展開およびコンテンツの製作資金に充当されます。今秋には海外進出の第1号店として、米国サンタモニカに「ティフォニウム LA店」のオープンが予定されています。

TYFFONは、2017年10月に100万ドル(約1.1億円)2018年4月にザッパラス2018年7月には株式会社東急レクリエーションなどから資金調達を行っており、これまでの調達額は累計約13億円としています。

TBSと共同でコンテンツ開発へ


(左:株式会社東京放送ホールディングス 代表:佐々木卓氏、右:TYFFON代表 深澤研氏)

今回の資金調達は第三者割当増資によるもので、引受先となるのは株式会社東京放送ホールディングス(TBS)、株式会社オー・エル・エム・ベンチャーズのファンドOLM No.1 Investment Limited Partnership、セガサミーホールディングス株式会社です。

TBSは本株式取得の結果、TYFFON創業者の深澤研氏に次ぐ持分を保有し、TYFFONはTBSの関連会社となります。TBSは「同社の持つネットワークを活用して、TYFFONIUMの国内外への事業展開をサポートし、共同でコンテンツビジネス開発に取り組んでいく」としています。

MR体験ができる施設、今秋には海外店舗も開設

TYFFONIUMは、VR/ARを組み合わせたMR(複合現実)を体験できるエンターテインメント施設です。VRヘッドセットを装着し、バーチャル空間に複数人で入り込む体験ができます。体験コンテンツは、互いに自分の姿を見ながら2人で手を繋いで死霊のいる洋館を脱出するホラーアトラクションや、船上を舞台に異世界を旅するファンタジーアトラクションなどがあります。

国内店舗はお台場に1号店の「TYFFONIUM ODAIBA」、渋谷に2号店の「TYFFONIUM SHIBUYA」の2店舗。今秋には海外進出の第1号店として、米国サンタモニカに「ティフォニウム LA店」のオープンが予定されています。

TYFFONIUMに関する体験レポートはこちらです。


(参考)ティフォン株式会社 プレスリリース株式会社東京放送ホールディングス プレスリリース


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