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MoguraVR

手を繋いで探索するゴシックホラーなVRお化け屋敷『CORRIDOR』体験レポ

これから暑い夏になり、涼しい気分になりたいと思うと定番なのが、ホラー映画やお化け屋敷。テーマパークはもちろんVR体験施設でも必ず1つはホラーコンテンツが置いてあるものです。

2017年7月14日から8月31日にかけて、東京・赤坂サカスでは株式会社 TBSテレビが主催する「デリシャカス2017 GOURMET&FUTURE TV」が開催されています。「最新の映像技術を体験しよう」ということで今年もVRを体験できるブースがあります。

綺麗だが恐ろしい洋館の中に自分の体ごと入っている

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ウォークスルー型VRホラーアトラクション『Magic-Reality: Corridor TBS Edition(以下Corridor)』(ティフォン株式会社)は、現実では一面が緑色の部屋の中です。VR内ではゴシックホラーな雰囲気の洋館の中をカンテラを持って探索するというVRお化け屋敷です。

カンテラの光は辺りを照らし、カンテラを移動させると現実と同様に光も動きます。懐中電灯よりぼんやりと弱い光は部屋の隅など暗い部分が残り、想像力を掻き立てます。
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古びた取手のついた扉は近づくと勝手に開き、部屋の中に入れば背後で勝手に閉じられ、洋館自体に意思があるようです。部屋の中は暗く、何十年このままなのだろうかといった状態で置かれているドクロ・本・絵画や家具などが更に雰囲気を盛り上げます。映画のセットの中にいるようです。

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うっすら開いた扉の隙間から突然物音がしたり、廊下の奥から幽霊のようなものが襲ってきたり、化け物に追いかけられるなどびっくりさせる仕掛けが随所にあります。

変わった模様の壁紙だと思って近づき、カンテラの明かりを近づけると模様だと思っていたものが壁一面でモゾモソと動いたかと思うと無数に飛び回る虫だったり、次はどうなるのだろうかと気になるところで体験は終了しました。

実は、今回の『Corridor』はイベント用のショートバージョン(約5分)です。本編は約3倍のボリュームになり、都内で10月から常設予定です。

2人で手を繋いで歩き回る体験

お化け屋敷は1人で体験した方が恐怖は高まりますが、本コンテンツは2人で手を繋いだまま体験します。

複数人同時体験では、よくあるのはVRでアバターが見えるというもの。『Corridor』は自分も相手もそのままVR内で見ることができます。足元を見ると自分が履いている靴が見えますし、一緒にいる相手の顔もわかります。

2人で体験すれば怖さは減少しますが、1人では気づきにくいことも気づくことができます。

体験者の大半は友人やカップルが多いとのことですが、1人できても他に1人で来た人とペアになって2人で体験することも可能です。初対面の人と手を繋ぐことが抵抗にならないよう、輪っかを間に持って体験することができます。

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注意点としては、1人が恐怖や気分の悪さでリタイアすると、2人ともリタイアになってしまいます。
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制作を手掛けたティフォン株式会社は、今回が初めてのVRコンテンツ制作です。創業者&CEOの深澤研氏によると、子供の頃に東京ディズニーランドの『ホーンテッドマンション』を体験し感銘を受けたことが影響しているとのこと。『Corridor』ではすべてを説明せず、体験者がストーリーを想像できる余地を残していますが、こういった恐怖を促す仕組みは、サウンドノベルゲーム『弟切草』からインスピレーションを得ており、すべて説明しないからこそ不思議な怖さと魅力がある、と語ります。

10月の完成版ではストーリーに分岐があります。1回体験するとホラーは新鮮味がなくなって怖くなくなることを回避し、複数回体験することでストーリーの全容が見えるようにしているとのことです。現バージョンでは振動や風が起きたりはしませんが、取り入れることも考えているとのことで、没入感はさらに進化しそうです。

また、『Corriidor』以外にも、すでに新作の制作が進行しているとのこと。10月からの常設ではブースは3つになる予定。開始からしばらくは『Corridor』のみの展示になりますが、途中からは新作も導入して体験できるようになるとのことです。

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リアルタイムで合成

自分自身がそのままVR内で入っているような映像になる『Corridor』は、単に合成するだけではなく、VR内の照明の色も反映して合成されます。影になったとき、自然光が入る白っぽい光の中、カンテラのオレンジっぽい光が当たると、VR内の物体の色が照明で変化すると同時に、自分の腕の色も現実と同様に変化します。

特に手提げ式のカンテラは手を動かすたびに不規則に揺れ、その揺れに合わせて影や光の当たる部分が変化していく様子は現実に近く没入感があります。

世界観を壊さない演出

自由に動き回れるコンテンツの場合、見せたいイベントを見せることや、見せたくない場所に入れない工夫が必要です。

そのため、『Corridor』では廊下など通行できる床には魔法陣が描かれており、魔法陣の中は守られているので安全だが、出れば死ぬとして、CGの壁や通ってほしくないドアの中へ無理やり入らないようにしています。

この魔法陣は演出の進行も兼ねているので、イベントが発生するまでは先に描かれないなど体験者の行動をコントロールしています。

廊下や部屋などすべてのイベントが発生するシーンでは出入り口には扉があり、扉の開閉でも行動がコントロールされています。

気になる点としては、ドクロや家具がとても綺麗なので思わず手を伸ばしても、今は触ることができないことです。幽霊は触れないからこそ幽霊ですが、化け物や昆虫などに手で触れても通過してしまう、触っても何も起きないとCGの映像であると感じてしまい怖さが薄れてしまいます。扉は自動で開きますが、手を伸ばせばドアノブが触れる距離にありながら、ドアノブを手が通り抜けてしまうと没入感が減ります。

美しい映像と、どこか哀しげな雰囲気のある『Corridor』は、ホーンテッドマンションやゴシックホラー映画が好きな人には特に体験してほしいコンテンツです。特に手をつなぐことで相手と自分がそのままいる感覚は、VRでありながら現実のお化け屋敷と変わりません。

本編が体験できる10月には常設施設では有料となりますが、本イベントではショートバージョンのため無料で体験できます。本編を体験する前に体験してみてはいかがでしょうか。
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https://www.youtube.com/watch?v=b72WITCVMS8

おまけ:EXILE THE SECONDのライブシーンを間近で体験

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『Corridor』が展示されている赤坂サカスの、Sacas VR Zoneには360度映像を体験できるブースもあります。こちらは360度動画配信サービス「360Channel」の提供によるもの。
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体験できる映像は以下の3種類です。待っている人がいなければすべての映像を見ることができるとのこと。

『EXILE THE SECOND』
「EXILE」の派生ユニット「EXILE THE SECOND」のシングル「SUMMER LOVER」のスタジオでのライブを360度で見られます。コンテンツでは、メンバーのパフォーマンスをステージ上で見られます。時々メンバーが目を合わせてくれるシーンもあります。

『SASUKE』

テレビで人気の「SASUKE」をVRで楽しいめるコンテンツです。鋼鉄の魔城と呼ばれている巨大セットのドローンによる空撮や、観客席からの180度映像などが楽しめます。ドローンでの空撮は酔いに弱い人は酔う可能性があります。

『ゴールデン陸上』

セイコーゴールデングランプリ陸上の競技数種を、普段なら選手かスタッフしか入れないような場所で間近に見ることができます。

この記事を書いた人

kure

アニメや特撮、VR・ARが好きなだけな人です。Oculus等HMD、VR・ARの魅力を沢山の人に広めていければと思っています。

Twitter:@kure_kure_zo

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