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活用事例 2023.10.31

豊田市とMogura、メタバース活用に関する調査分析・実証実験を開始

株式会社Moguraは、愛知県豊田市の委託事業「メタバース活用に関する調査分析及び実証実験」に採択されました。2024年3月末までに、豊田市が抱える地域課題について調査し、職員ワークショップ、ビジョン策定、実証実験を行います。


(出所:豊田市)

10月26日、株式会社Moguraの企画提案が豊田市に採択された旨を発表しました。豊田市によれば、この事業の契約目的は「新型コロナウイルス感染症の拡大によりメタバース活用が諸分野で進むなかで、メタバースを活用した地域課題の解決に向けた方針整理、課題抽出、実現可能性の検証を行うこと」です。

新型コロナウイルス感染症拡大によりデジタルでのコミュニケーションへの関心が高まり、生活の一部となりつつある。メタバースの活用についても教育や医療分野など様々な分野で活用されている一方、メタバース空間の評価は利用者によって様々であり、将来性については予測が難しいツールとなっている。

本業務では、本市が抱える地域課題について、メタバースの利活用によりその解決を促進する分野や方法を調査検討し、市としてのメタバース活用にかかる方向性やあるべき姿を整理するとともにその実現に向けた課題抽出や実現可能性の検証のため、実証実験を実施する。

今回の委託事業は2023年8月からスタート。Moguraは豊田市や関連企業と協働しながら、2024年3月末までに、次の4項目を実施します。

  • 課題調査:地域固有の問題点やニーズの特定、メタバースの現状を調査。デスク調査に加えて市役所職員のインタビューを実施して業務における課題抽出も行い、メタバースを活用した解決策を提案します。
  • 職員ワークショップ:メタバースの専門性を活かしながら、豊田市職員との共同ワークショップを実施。地域課題の解決に向けて、具体的な取り組みの方向性を模索します。
  • ビジョン策定:上記の調査とワークショップをもとに、豊田市が目指すメタバース活用のビジョンの策定を支援します。
  • 実証実験:策定されたビジョンに基づき、実際のメタバース環境を構築。フィードバックを収集しながらその効果や問題点を検証し、今後の方向性を考察します。

Moguraは「この企画を通じて豊田市と連携し、メタバースを活用した地域の課題解決や新しい価値の創出を目指します。また、この取り組みの成果をもとに、他の自治体や企業への展開も視野に入れております」とコメントしました。

(参考)豊田市Mogura

※株式会社MoguraはMogura VR Newsの運営会社です。


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