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業界動向 2018.03.30

満開の桜を360度動画でお届け! 『登嶋健太の360°たび日記』第6回

こんにちは。【福祉×VR】の活動をしている登嶋健太です。【福祉×VR】という活動は、外出困難が理由で内向的になってしまった高齢者に対して、外に目を向けてもらうキッカケを作りたいと思い始めました。

2014年からお年寄りの“思い出の場所”に国内や世界28カ国の360度撮影へ行き、介護施設でお年寄り向けVR旅行サービスを提供しています。

今回の記事では、東京のお花見スポットを360度カメラで撮影しました。東京では3月17日に桜の開花を迎え、3月24日に桜が満開となりました。これは過去3位の早さで、平年より10日も早いそうです。

また、3月21日にいつも愛用しているInsta360 ONEが大幅アップデートされました。今回の記事は、よりパワーアップしたInsta360 ONEで撮影した風景をお届けします。性能が気になっている皆さんの参考になれば幸いです。

パワーアップした手ブレ補正

(動画はドラッグすると360度全方位を見回すことができます)

スマートフォンアプリの“ハコスコ”をダウンロードしていればブラウザよりも没入感のあるVR体験ができます。ダウンロードしている方はこちらをクリックしてください。
※ハコスコアプリ(iOS / Android

まずは目黒川の桜からスタートです。

360度カメラで撮影したのは満開発表の前日でした。開花が早かった影響もあり、花見客はまだ少ない様子です。綺麗に桜が咲いていますね!

さて、Insta360 ONEのアップデートしたスタビライザー性能が気になったので、ちょっと走ってみました。手ブレに補正がかかり、かなり安定して撮影できるようになったとのこと。

実際に試してみたところ、風景は全くブレず。スタビライザーによる手ブレ補正の凄さがわかります。人が少ないとはいえ、自撮り棒を片手に走るとかなり注目を浴びることになりますね。

Insta360 ONEには自由編集という、360度映像を2Dに書き出せる機能があります。
今回のメジャーアップデートでは多彩な自由編集ができるようになりました。

新しい自由編集で、筆者が聖火ランナーのように花道を駆け抜ける姿をご覧いただけます。編集した映像はこちらです。

次は東京タワーへ

次に東京タワーにやってきました。この場所はゆるやかな上り坂になっています。これまでのInsta360 ONEであれば、手ブレがないように気をつけて撮影せざるをえませんでしたが、今回はのアップデートのおかげで景色を楽しみながら撮影することができました。

桜と東京タワーがとても綺麗だったので、三脚を立てInsta360 ONEを固定し、タイムラプス撮影を行います。

8秒/35分の設定でタイムラプス撮影、雲が流れる様子がうまく撮れました。タイムラプス動画は上掲の動画の中で見ることができます。

その後、半蔵門駅から10分ほど歩いて国立劇場にやってきました。

駿河桜や神代曙といったひと味ちがう桜が咲き、多くの花見客が訪れていました。ソメイヨシノよりも開花時期が早く、見頃を迎えています。

その後、国立劇場から歩いて千鳥ヶ淵に。ソメイヨシノは5分くらい咲き位でしたが、大きなピンク色のつぼみが満開になる日を楽しみにさせてくれます。

お堀に目を向けると、ボートでお花見をしている人がちらほら。とても楽しそうな声が聞こえてきます。それを聞いて筆者もボートに乗りたくなったので、早速乗り場に。

ボートに乗って、水上で360度撮影をしてみます。波や風の影響を受けてもスタビライザー機能で補正されているので、大きくブレることはありません。

このくらいのスピードで前に進むと、じっくり桜を眺めることができますね! 360度カメラに自撮り棒を付けて撮影をしていますが、映像処理が自動的に行われて、撮影者が写り込まないようになっています。こういったところも便利ですね。

最後に、乗り場付近で三脚を立てタイムラプス撮影をしました。ボートがコマ送りで動き、通常の動画とは違った雰囲気で撮影できました。

今回は大幅アップデートがかかったInsta360 ONEを使用しました。発売されて半年以上が経過していますが、まるで新しいカメラを手に入れたような気持ちになります。これから360度撮影を始める人にもピッタリですし、春のお出かけシーズンに360度カメラデビューしてみてはいかがでしょうか!


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