Home » 国宝土偶5体をVRで鑑賞できる。凸版印刷制作VR『DOGU 美のはじまり』が東京国立博物館で再公開


活用事例 2023.06.19

国宝土偶5体をVRで鑑賞できる。凸版印刷制作VR『DOGU 美のはじまり』が東京国立博物館で再公開

6月14日(水)から10月1日(日)まで、東京国立博物館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」にて、VR作品『DOGU 美のはじまり』が再公開されます。来場者は凸版印刷株式会社制作、東京国立博物館監修の国宝土偶VRを体験できます。

(出所:凸版印刷株式会社。以下同じ)

縄文のビーナスはじめ国宝土偶がVRに

『DOGU 美のはじまり』は、国宝土偶5体を高精細デジタル機材を使って撮影した画像と、立体形状計測で取得した各土偶のデジタルデータを組み合わせたVR作品です。それぞれの土偶特有の細かな文様や、実物では見ることが難しい部分の造形も詳細に鑑賞できます。

本VR作品内で鑑賞可能な土偶は以下5体です。

・「合掌土偶」(青森県八戸市風張1遺跡出土 青森・八戸市蔵)
・「仮面の女神」(長野県茅野市中ッ原遺跡出土 長野・茅野市蔵)
・「縄文の女神」(山形県舟形町西ノ前遺跡出土 山形県蔵)
・「中空土偶」(北海道函館市著保内野遺跡出土 北海道・函館市蔵)
・「縄文のビーナス」(長野県茅野市棚畑遺跡出土 長野・茅野市蔵)

作品内では、重要文化財「遮光器土偶」を模したキャラクター「シャコちゃん」とナビゲーターの案内も併せて提供しており、縄文時代の精神性や造形力、美意識を楽しめるとのことです。

また上演期間中、東京国立博物館が所蔵するその他の土偶複製品3体を館内展示。これらの展示複製品は、凸版印刷によって三次元形状計測され、精確な形状を再現しています。来館者は実際に手に取って、形状や実物の重さを体感できます。

なお、本VR作品に登場する国宝土偶5体について、東京国立博物館での展示は予定されていません。

(「遮光器土偶」の複製品に触れる様子)

(参考)プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード