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HoloLensは広告に使える?知っておきたい長所、短所

2017年2月2日に開催されたHoloLens日本リリース記念ハンズオン&meetupのイベント、「Tokyo HoloLens Meetup vol.1」。このイベントで、メディアアーティストの坪倉輝明氏が発表したプレゼンテーション『広告目線から見たHoloLens』を紹介します。坪倉氏は、『Myハチ公』などHoloLensを使ったコンテンツ制作に取り組んでいます。

広告業界でのHoloLensの盛り上がり

広告業界は、常に新しいネタを求めています。特に、技術というのは鮮度が命。そんな中で登場したHoloLensは、現在なにをやっても注目を集める状態です。まさに今こそHoloLensを使うべき時…!

しかし。


坪倉輝明氏はここで「待った」をかけます。「HoloLensだって万能ではない。長所と短所をしっかり理解する必要がある」とのこと。『Myハチ公』の制作以降広告の相談も増えており、同氏が感じている広告案件でHoloLensを使う時のポイントを紹介しました。

広告側から見たメリットとデメリット

HoloLensの体験におけるメリット。最新技術であることはもちろん、酔いや怪我の心配も少なくて済むことや、解像度、ワイヤレスかつスタンドアロンであることなど。最新技術で話題性が高く、安全でリッチな体験ができると、坪倉輝明氏は述べます。

しかし良い側面だけでなく、イベント展示、ユーザーエクスペリエンス、PRなどのさまざまな側面からデメリットが存在するとしています。

・人件費、回転率、機材費、それぞれでコストが高い
・展示場所や組み合わせる機器に注意する必要がある
・致命的に視野角が狭い。コンテンツを小さくする必要がある。
・視野角や色など、表現の制限が多い。操作方法や視野角制限でユーザーが考えなければいけない事が増えるとコンテンツに集中できなくなる。

・体験していない人に凄さを伝えにくい。


特に例があげられていた視野角と色について、HoloLensの視野角は視界の一部という印象で、それほど広くありません。見せたい対象が大きすぎると、逆に体験者にわかりにくいという事態も発生します。上図のように、スケールの大きいものを表示しようとすると、視界の狭さゆえに、全体が全く見えずに切れてしまいます。表現の仕方を間違えれば、体験者に伝えたいことがまったく伝わらなくなってしまいます。

また、HoloLensにおける色の仕様としては、暗い色の表示ができないことと、背景が明るい場所では視認性が落ちることを注意していました。コンテンツ自体にも制限があることに気を付けなければなりません。


プレゼンのまとめでは、長所だけでなく、多くの隠れた短所をしっかりと理解し、案件の事故を防ぐことを薦め、締めくくっています。

41ページにわたる坪倉氏のプレゼンテーション資料全体版はSlideshareで公開されています。

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