ゲーム業界のリサーチ会社Superdataは、2020年第4四半期時点のXR市場アップデートを発表しました。注目はフェイスブックの一体型VRヘッドセットOculus Quest 2。100万台以上を売り上げ、今後のヘッドセット市場の流れを作っています。
四半期売上は全デバイス中で過去最高
第4四半期最大のトピックスは、10月13日にFacebookから発売されたOculus Quest 2(以下Quest 2)です。売上台数は109万8,000台(※公式発表はないため、Superdataの集計値)と、スマートフォン向けヘッドセットを除くと、単一四半期の出荷台数としては過去最高です。
レポートではこの背景として、Quest 2は、Oculusのヘッドセットとして初めてホリデーシーズン近くに発売された点を指摘。VRユーザーの購入に加え、プレゼント需要もあったのではないかと述べています。
2021年は9割近くが一体型に?
一体型VRヘッドセットの盛り上がりは、2021年も継続する見通しです。Superdataは、2021年のVRヘッドセット販売のうち87%が一体型になる見込みだとしています。
特にQuest 2は、USBケーブルでPCと繋ぐ「Oculus Link」で、PC接続型VRデバイスOculus Rift/Rift S向けのゲームも遊べます。PCVRゲーマーの内かなりの人数が、このような”ハイブリッド型”とも言えるデバイスを選ぶようになるのでは、とレポートは推測しています。
より詳細な2020年の年間レポートはこちら(英語)で紹介しています。
(参考)Superdata