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特集:物語化するVTuber② ギルザレンIII世、薬袋カルテ、さょちゃん…“生配信で作る物語”とは?

先回、生配信内で物語を作っていくVTuberとして、にじさんじSEEDsの「OD(おなえどし)組」を紹介しました。

特集:物語化するVTuber① にじさんじSEEDs「OD組」が紡ぐ“劇場型青春” | Mogura VR

特集:物語化するVTuber① にじさんじSEEDs「OD組」が紡ぐ“劇場型青春” | Mogura VR

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今回は2Dで、バーチャルならではの特性を生かして、配信内でリアルタイムに物語を作っていくVTuberをご紹介します。

視聴者のコメントを直接使うバーチャル演劇・さょちゃん

バーチャルおばあちゃんでも知られるすあだ氏。もう一つのVTuberとして配信しているのがさょちゃんです。

さょちゃん自体は10年以上前からあるキャラクター。すあだ氏が自分のニコニコ動画チャンネルや、YouTubeすあだちゃんねるに、生放送の録画動画がアップされています。
★女子中学生さょのハッピーク​リスマス会★1/2 – ニコニコ動画

2018年の1月1日に、バーチャル女子中学生として新たに歩みだしたさょちゃん。彼女の行った二回目の物語ライブ配信、「さょちゃんのグリム童話ライブ【赤ずきんは、バーチャルに視聴者を巻き込む異例のものでした。

https://www.youtube.com/watch?v=eLdngyI6LxY

さょちゃんと、バーチャルおばあちゃん、そして登場人物の1人オオカミ=視聴者のコメントで、話が進められています。オオカミ以外の2人とナレーションは、リアルタイムで選択肢・セリフになるコメントを拾い、読み上げながら物語を組み立てていきます。

視聴者を舞台に引っ張り上げてしまう手法の、かなり珍しい演劇作品。他にも「ラプンツェル」や「鶴の恩返し」などでもこのスタイルを用いています。また「口裂け女」では、視聴者に選択肢が委ねられるアドベンチャーゲーム形式が用いられています。

https://www.youtube.com/watch?v=qzZPsIqfWk0

https://www.youtube.com/watch?v=w-Q8qz7pu-Y

このスタイルで難しいのは、コメントのピックアップと場の操作。このあたりは、配信のベテランすあだ氏の技術ならでは。どんどん視聴者を、自らの世界の空気に馴染ませています。
加えてファンアートの紹介の仕方が巧み。違和感なく誘導しています。演劇ではあるんだけど、あくまでも配信である、というのをおさえてブレません。

ライブ配信の雑談がいつの間にか彼の世界の中に・ギルザレンIII世

開始当初からストーリー配信を続け、ついにシーズン1が終わった、にじさんじ二期生のギルザレンIII世。最初は他のにじさんじライバーと同様に、吸血鬼という個性を持ったライバーとして登場しましたが、配信が物語そのものになっていて、コメントとの会話そのものが、彼の人生(?)の一部として扱われます。

ランダムに会話相手をつなぐアプリ「斉藤さん」を利用した回も凝った回の一つ。「斉藤さん」による偶発性の高い面白さは多くのVTuberが使用していますが、彼はそれをうまく舵取りし、交渉相手として設定。仕込みの多い画面を使いながら、エンターテイメント要素を物語性の中に組み込んでいきます。

https://www.youtube.com/watch?v=rX4c9fIbW5Y

観劇するだけでなく、視聴者がその中に混じっていけるのがとても楽しい。
同時にものすごいストイックな配信スタイルのVTuberでもあります。まず配信は必ずゲリラ。しかも深夜の1時や2時に唐突に始まる。ヴァンパイアですし。Twitterの使い方も徹底しており、配信した告知のツイートはまずしない。

彼は、配信で色々なVTuberを紹介しています。このあたりはラジオ風なのですが、それもひっくるめて全部、彼の物語の一部。

https://www.youtube.com/watch?v=mGKsGE3os-M

さらに、それを客観的に劇場で見ている、メタなパートもあります。最終回は変化球な色んな演出技術が詰まりまくっています。型にとらわれないスタイルのVTuberなので、シーズン2で何をしてくれるのか楽しみ。

今まで見てきた彼女はどこにいるのか・薬袋カルテ

独特な世界観と色合いが魅力の薬袋カルテ。最初の頃は「そういうキャラクター性なんだろう」という感じで楽しんで見ていられた彼女が、奇妙な動画をアップしてから大きく変化し始めます。そして、ライブ配信「白紙のカルテ」で、一気に物語が動き始めました。

https://www.youtube.com/watch?v=DHiIXU-XVRA

配信自体は視聴者との会話で行われますが、そこにいるのは普段見ている「薬袋カルテ」とは様子が違う人物。普通のライブ配信なのかな、と思ってコメントを書き込んだ瞬間、彼女の大きな物語の一部になり、逃れられなくなります。

こうなると、前後の動画あたりからの出来事が、全部関連つながってくる。ファンの考察したい欲が激しく刺激されはじめますし、それに耐えうるものが提供されていきます。
この放送が行われたのは8月。中で語られているのは1月。「薬袋カルテ」のデビューは2月。とても意味深です。

この形式のライブ二回目が、30日に行われました。「白紙のカルテ」がかなり話題になったため、期待していた人は多数。そして実際に配信された内容は、期待をいい意味で裏切るものになっていました。

https://www.youtube.com/watch?v=06zQN4JBLTM

様子を見る限りだと、どんどん話はつながっていきそう。ストーリーにあわせてオリジナルソングなども披露されており、ストーリーテラー・創作者としての薬袋カルテに注目が集まり続けています。

視聴者に要求される演技・懲役太郎

懲役太郎は、やたら刑務所に詳しい囚人として人気を集めているVTuber。トークも囚人ネタが多く、動画配信も「短い時間の面会で発信している」という体が徹底して保たれています。

そんな彼の生配信が前代未聞。検閲が入るため、本当の意味での生放送は不可能。なので一つ前の配信のコメントを見て録画し、それを配信する、というテクニカルなことを行っています。

https://www.youtube.com/watch?v=6CX_ODnyht0

懲役太郎本人の技術力トーク力もさることながら、視聴者も演技をするよう強いられる、という仕組み。聞いていることと全く別の、次回を予想して書き込むのは、あんまりない体験。

このややこしさも含めて、「外界と接触できない」という囚人とのやりとりを仮想的に表現しているのはかなり独特。生配信に参加しない状態でアーカイブを見てみるだけでも、コメント欄と動画のコメント欄のずれや、苦戦する視聴者の姿がとてもユニークです。

投げられた小石が波紋を作る・名取さな

キズナアイ「のばん組」で一位を取るなど、話題になり続けているバーチャルナース・名取さな。明るく元気な、視聴者もつい一緒に戯れたくなるようなライブ配信が人気です。
現時点では、配信自体に物語性はない、はず。しかしある短い動画の投稿を見ると、彼女の見え方が全部ひっくり返ります。

https://www.youtube.com/watch?v=JtPAyjpxuEw

タイトルすらついていないこの動画。普段の名取さなとは別人のよう。23歳で、今は2月27日、「明日からTwitterをやります」という彼女。
実際の名取さながTwitterをはじめたのが、2月28日。

名取さな自体、活動当初から明るいキャラに対しての、裏があるのではないかと論じられてきました。手首の包帯、不穏なバーチャル・サナトリウムの背景、などなど。今回の動画でその話がついに出てきたかもしれない、となると、見ている側は何もかもが伏線に見えて仕方なくなる。

この後、意味のありそうな動画はあがっていません。ただどんどん人気が拡大しているハッピーな彼女が抱える物語は、いつ進展があるかわからないので、構えておきたいところ。

元気新人ナースVTuber「名取さな」友達感覚のインターネットミームの申し子 | Mogura VR

元気新人ナースVTuber「名取さな」友達感覚のインターネットミームの申し子 | Mogura VR

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友達作りという思春期の物語・緑仙

にじさんじSEEDsの緑仙は、あらゆる凝った手法で視聴者を楽しませることで有名なVTuber。友達作りが一つの目的になっているのですが、そのために取る行動の演出が面白い。

https://www.youtube.com/watch?v=H_mUzFHfbsE

世にも奇妙な話〜天使と悪魔〜」では、人間関係に悩む緑仙にささやきかける天使と悪魔のやりとりが表現されます。変形型のコラボで、後半次第にズレが生じていく様子は、どこまでが演技かわからない。ラストは必見。

https://www.youtube.com/watch?v=BpK3H85RYok

最近行われたエルフのえるとのコラボも、友達と話すという体のアドベンチャーゲーム風画面のもの。える自体はキャラクターとして登場し、緑仙と話すことで好感度が上下します。
他にも幅の広い企画が多々行われています。緑仙は「友達を作りたい」ということを軸に動いているので、緑仙自体が何かをして、にじさんじの面々とつながりを持ち始めたら、それ自体が物語になる構造。誰かと新しいコラボを行うたびに、友達が増えたんだな、とじんわり感じられるのも魅力のひとつ。

この他にもバーチャルにどう物語を配信形式で刻んでいくのかに挑んでいるVTuberはいます。配信で視聴者を巻き込みながらイベントを作り、物語化していくのはとても手間がかかる上にリスキーなものですが、それをリアルタイムで見る体験は、他になかなか無い独特のもの。凝った配信の中には事前から告知しているものが多いので、ぜひ生で参加してみてください。

この記事を書いた人

たまごまご

たまごまご(@tamagomago) ライター。エキレビ!、ねとらぼなどで書いてます。「仕事のマナー「気がきかない」なんて言われるのは大問題ですっ! 」など、本出してます。女の子が殴りあったり殺しあったりするゲームが好きです。

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