ゲーム配信プラットフォームSteamを運営するValveは、同プラットフォームで行われている月例のハードウェア利用状況調査について、VRヘッドセット関連の集計方法を改善すると発表。今後、より正確な接続台数が確認可能になると告知しました。
Steamは毎月ユーザーへの調査を行い、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計を発表しています。
(※調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要)
集計内容を変更、「今つないでいない」場合でも集計
これまでの調査では、データの集計時に、USBポートを使用してPCと接続されているVRヘッドセットのみが“接続数”としてカウントされていました。今回の変更後は、「SteamVR」に調査に対する報告機能が導入され、同システムを使用したVRヘッドセットは、集計時に接続されていなくても、接続台数として計上されるようになります。
Valveは集計方法の改善によって、データ上のVRヘッドセット接続台数が、以前よりも増加することを予測しています。記事執筆時点(2020年4月2日)では、集計方法の変更はデータに反映されていませんが、PlayStation VR(外部アプリ等を使用することで接続可能)やPimaxなど、これまで集計に表示されていなかったVRヘッドセットの接続割合が確認可能になるなど、集計ページにいくつかの変更が導入されています。
(参考)Road to VR
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