ソーシャルVRアプリ「Somnium Space」を運営するSomnium Space社は、現在開発中の一体型VRヘッドセットの外装デザインやスペックを公表しました。本VRヘッドセットは、産業・軍事向けのVRヘッドセット「XTAL」を開発するVRgineersとの提携のうえで開発が進められています。
「Somnium Space」は、大規模かつ多人数で参加できるVR空間を目指して開発されているアプリ。2018年9月にアーリーアクセス版がSteamでリリースされています。
解像度は両眼5K以上に。価格は発表されず
この情報は公式イベントSomnium Space Connectで告知されました。開発中のVRヘッドセットは片眼あたり2880×2880の液晶ディスプレイが搭載され、リフレッシュレートは90Hzに。トラッキングはインサイドアウト方式ですが、SteamVRでのトラッキングにも対応予定となっています。
無線規格はWi-Fi 6eに対応し、PCとの接続は有線・無線双方に対応。メモリは8GB、512GBのストレージに加えて、マイクロSDカード用のスロットも実装されており、ストレージの拡張用に使用するものと思われます。
Somnium Space 独自VRヘッドセット スペック表
タイプ |
一体型 |
解像度 |
両眼5760×2880(片眼あたり2880×2880) |
ディスプレイ |
LCD(液晶) |
最大リフレッシュレート |
90Hz(120Hzになる可能性あり) |
水平視野角 |
115度以上 |
OS |
Android 11ベース |
メモリ |
8GB |
ストレージ |
512GB、マイクロSDカード装着可能 |
トラッキング |
・インサイドアウト方式、6DoF |
音声 |
ステレオマイク内蔵 |
無線規格 |
Wi-Fi 6e対応 |
端子 |
・ヘッドフォンジャック |
その他 |
・外部モジュールによる機能拡張等に対応 |
ヘッドセットの前面や左右には着脱可能なパネルが存在し、ここにアクセサリー類を装着できます。3Dプリンタで制作されたアクセサリーにも対応。Somnium Space社は、3Dプリントのための各種要件については後日公表するとしています。
この新型VRヘッドセットは、2022年の第4四半期に出荷が開始される予定。現時点では、価格等は発表されていません。
(参考)VRFocus
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