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その他VRヘッドセット 2021.12.22

メタバース「Somnium Space」が独自VRヘッドセットを発表、2022年内に出荷予定

ソーシャルVRアプリ「Somnium Space」を運営するSomnium Space社は、現在開発中の一体型VRヘッドセットの外装デザインやスペックを公表しました。本VRヘッドセットは、産業・軍事向けのVRヘッドセット「XTAL」を開発するVRgineersとの提携のうえで開発が進められています。

Somnium Space」は、大規模かつ多人数で参加できるVR空間を目指して開発されているアプリ。2018年9月にアーリーアクセス版がSteamでリリースされています。

解像度は両眼5K以上に。価格は発表されず

この情報は公式イベントSomnium Space Connectで告知されました。開発中のVRヘッドセットは片眼あたり2880×2880の液晶ディスプレイが搭載され、リフレッシュレートは90Hzに。トラッキングはインサイドアウト方式ですが、SteamVRでのトラッキングにも対応予定となっています。

無線規格はWi-Fi 6eに対応し、PCとの接続は有線・無線双方に対応。メモリは8GB、512GBのストレージに加えて、マイクロSDカード用のスロットも実装されており、ストレージの拡張用に使用するものと思われます。

Somnium Space 独自VRヘッドセット スペック表

タイプ

一体型

解像度

両眼5760×2880(片眼あたり2880×2880)

ディスプレイ

LCD(液晶)

最大リフレッシュレート

90Hz(120Hzになる可能性あり)

水平視野角

115度以上
※対角は不明

OS

Android 11ベース

メモリ

8GB

ストレージ

512GB、マイクロSDカード装着可能

トラッキング

・インサイドアウト方式、6DoF
・SteamVRでの6DoFトラッキングもサポート

音声

ステレオマイク内蔵

無線規格

Wi-Fi 6e対応

端子

・ヘッドフォンジャック
・USB Type-C (3.2 Gen2×2)
・給電用USB Type-C (2.0)

その他

・外部モジュールによる機能拡張等に対応
・PCに有線接続して使用可能
・PC向けVRコンテンツの無線ストリーミングに対応

ヘッドセットの前面や左右には着脱可能なパネルが存在し、ここにアクセサリー類を装着できます。3Dプリンタで制作されたアクセサリーにも対応。Somnium Space社は、3Dプリントのための各種要件については後日公表するとしています。

この新型VRヘッドセットは、2022年の第4四半期に出荷が開始される予定。現時点では、価格等は発表されていません。

(参考)VRFocus

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